2018年茨城県吹奏楽コンクール高等学校の部A部門を聴きに行きました。
遅くなりましたが、表題の件につきまして、
実際に聴きに行きましたので、ご報告いたします!
大会の概要
高等学校の部A部門
2018.08.08 茨城県立県民文化センター
審査員 市原満(専門:オーボエ)
楠木慶(専門:クラリネット)
須山芳博(専門:ホルン)
寺田由美(専門:打楽器)
長生淳(専門:作・編曲)
水口透(専門:トランペット)
山本武雄(専門:トランペット・指揮指導)
審査結果
審査結果は下記ページ及びツイートを参照して
いただければと思います。
(毎度手抜きですみません)
昨年の全日本吹奏楽コンクールを思わせるような台風が接近する状況の中、茨城県大会・高校Aが行われました。代表には聖徳大学付属取手聖徳女子中高、大成女子、茨城、常総学院、水戸女子が選ばれています!
— 吹奏楽作家・オザワ部長 (@SuisouAruaru) 2018年8月8日
皆さん、お疲れ様でした。これからの台風接近にも気をつけてくださいね!#吹奏楽コンクール pic.twitter.com/zRuIOY3gvb
代表校と感想
10.聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校(指揮 高橋友子)
課題曲Ⅳ 自由曲:いにしえの時から(J.ヴァン=デル=ロースト)
課題曲は各楽器のバランスの取り方が良い意味で個性的で、
面白く聞かせていただきました。
自由曲は、技術的に難しい点のある曲ではありましたが、
そこもただの音の羅列で終わることなく、きちんと音楽的に
聴こえる演奏でした。
13.大成女子高等学校(指揮 船山貴司)
課題曲Ⅴ 自由曲:交響詩「ローマの祭り」より Ⅰ.チェルチェンセス Ⅳ.主顕祭(O.レスピーギ/森田一浩)
課題曲・自由曲ともに鳴りがスゴく、ホール内の空間を
縦横無尽に音が飛んでいくようなサウンドでした。
どんなに吹いてもバテがみられず、自由曲の最後まで
バテずに吹き切ったのはさすがでした。
15.茨城高等学校(指揮 蒔田宜幸)
課題曲Ⅱ 自由曲:富士山 ー北斎の版画に触発されてー(真島俊夫)
昨年の次点校です。今年こそは県大会を突破したい!との
思いが伝わってくるような演奏でした。
課題曲は行進曲の持つ軽快さがよく出ている演奏でした。
自由曲は僕の近くの席の女性が涙して聴いていたのが印象的でした。
間の取り方や”ため”などを工夫すれば一段と感銘度が増すと
思います。東関東大会も期待しております。
18.常総学院高等学校(指揮 本図智夫)【朝日新聞社賞】
課題曲Ⅰ 自由曲:交響詩《ドンファン》作品20(R.シュトラウス/本図智夫)
朝日新聞社賞受賞おめでとうございます。
2000年の全国大会が銀賞に終わり、生徒の皆さんが席から
動けなくなっていたことが話題でしたが、その年に自由曲に
今年で18年ぶり2度目となります。
課題曲と自由曲で別のバンドになったかのようにガラッと
サウンドが変わったのは驚きました。自由曲の中でも
場面転換が見事で、どうやったらこんな演奏ができるのかと
不思議でなりませんでした。圧巻の演奏でした。
20.水戸女子高等学校(指揮 木村達也)
課題曲Ⅳ 自由曲:モンタニャールの詩(J.ヴァン=デル=ロースト)
課題曲前奏のトランペットのハーモニー、きちんと決まっていました。
メロディラインの音のブレンドもよく、気持ちよく聴くことができました。
自由曲では、低音域の安定感が素晴らしく、演奏をしっかりと
けん引する役目を果たしているように感じました。
東関東大会では、この曲のところどころでオルガンのような
サウンドが聴こえてくるのを期待したいと思います。
(入場券取れるかな…)
以上が代表校の感想ですが、ほかにも、次点ながらも素晴らしいワルツを
聴かせてくれた牛久栄進高等学校、名曲”ドラゴンの年”をカッコよく
演奏していた県立佐和高等学校、各声部を全て活かしきって丁寧な演奏を
していた県立水海道第一高等学校などが印象的でした。
今回のエントリはここまでになります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それではまたお会いしましょう!