ホウ砂に吹かれて

コンサータ72mg男が書きたいことを書きたいときに書くブログ

吹奏楽コンクール課題曲の参考演奏は聴くべきか否か

 

 

いつも大変お世話になっております。

はてなブログで「ホウ砂に吹かれて」をやっております、

ノロい人でございます。

今年の吹奏楽コンクール課題曲の楽譜や参考演奏が

届く時期になりました。

今回は「吹奏楽コンクール課題曲の参考演奏は聴くべきか」

ということについて書いていきたいと思います。

 

 

吹奏楽をやっている(いた)人の中には、

「課題曲の参考演奏なんて聴くに決まってんじゃん、

何でそんなこといちいち話題にすんのかよ」

と思う人もいるかもしれません。

何で僕がそんなことを話題にするかというと、

高校時代の吹奏楽部の恩師が参考演奏を聴かせない派だった

からです。

じゃあ、どうして参考演奏を聴かせないのかというと、

「下手くそだったり、間違ってることもあるのに、真似するから」

というようなことを恩師は言っていたような記憶があります。

 

ちなみに、吹奏楽コンクール課題曲の参考演奏は例年東京佼成

ウインドオーケストラやOsaka Shion Wind Orchestra(旧・大阪市音楽団)と

いったプロの吹奏楽団がそれほど練習をせずに、録音に臨んでいることから

音楽の素養のある人からすると、下手だったり、間違えているように

聞こえるようです。

(僕の音楽の素養のレベルでは非常に上手に聞こえます)

先ほども書いたようにこの参考演奏は「それほど練習していない」と

いうところがミソで、意図的に完成度を抑える(?)ことで、

マチュアの演奏のようになるようにしているのです。

なので、「模範演奏」ではなく「参考演奏」というのです。

(ほかにもそれほど練習しない理由として、楽譜の流出を防ぐ狙いが

あるとも聞いたことがあります) 

 

というわけで、僕が高校生だった時のコンクールでは、

ほとんど参考演奏を聴かずに練習をしていました。

(一方で自由曲に関しては、いろんな種類の音源をたくさん聴くように

言われていました)

 

 

恩師のこの「参考演奏は聴かない」というスタンスについて、

大学時代に器楽系の先生(プロの管楽器奏者)に話をしてみたところ、

こんなカンジの答えが返ってきた記憶があります。

「美人だからと言って必ずしも惚れるとは限らないのと同じで、

課題曲の参考演奏だって聴いたからといって真似したくなるとは

限らないのにネ~」

(ただし、この会話をしたのは芋焼酎を大量に飲みながらだったので、

記憶がどの程度正しいかは全く自信がありません)

 

その場では確かにその通りだな、と思ったのですが、

よくよく考えてみると、参考演奏を聴いても真似したくならないのは

一定以上の音楽の素養がある方々の話であって、

僕のように音楽の素養が大した事ないアマチュアからしてみると、

どうしても真似してしまうのではないか、という風に思ったものです。

自分のアタマで考えて(どっかで見たことあるセリフですネ)練習するよりも、

余所様の演奏を真似するほうがラクでしょうから…

「参考演奏は聴かない」という恩師の考え方も一理あるというか、

高校の生徒相手には現実的なのかもしれません。

 

 

ということでここまでいろいろ書いてきたのですが、タイトルの

吹奏楽コンクール課題曲の参考演奏は聴くべきか否か」

ということについては、僕の考え方はこんなカンジです。

(ハッキリした答えを期待していた方、ごめんなさい。

自分のアタマで考えてください)

 

それでは今回はここまでにしたいと思います。

また、お会いしましょう。再見!

 

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吹奏楽関連エントリ】

 

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保守雑誌感想文【2018年1月】

 

 

 

平素より大変お世話になっております。

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ノロい人でございます。

今回は月に一度の保守雑誌感想文を書いてみたいと思います。

どうか、最後までお付き合いくださいませ。

 

 

今月の保守雑誌には、シンクロナイズドスイミング

日本代表ヘッドコーチの井村雅代さんの講演の内容が

載っていましたので、そのことについて触れていきたいと

思います。

 

リオオリンピックの環境が最悪だった話

リオオリンピックで見事メダルを獲得したシンクロナイズドスイミング

日本代表ですが、その裏にはこのような最悪の環境があったといいます。

  • トイレは詰まる
  • シャワーは途中から水になる
  • パンは粉のようにパサパサ
  • レタスは茶色、バナナは真っ黒
  • プールには藻が発生して水がどんどん緑色になっていった
  • しかも、バクテリアが発生していた

そんな状況の中でも、井村コーチは絶対に愚痴を言わずに、

”これがリオオリンピックなんだ”と認めたといいます。

そしてこんな状況の中、選手たちにはこのような言葉を

かけたのだそうです。

「この環境の中から金メダルは生まれるのよ」 

というのも、文句が出てくるということは、まだ余力がある状況で、

本当に苦しいときは文句も出ないということでした。

文句の多い我が身を振り返り反省。

 

そして、このような悪条件の中、一番崩れなかったのはロシア代表、

二番目はおそらく日本だったということです。

やはり、チームの強さはこういったところに表れるのでしょう。

 

 

 

日本代表のために井村コーチが工夫したこと

井村コーチの指導でチームは確かに上手になったと言いますが、

それだけではなく、さらにそこから選手にしてあげられることは

ないだろうかと考えたといいます。

日本の選手は他国の選手と比較して小柄なので、同じことをしていても

勝つのは難しいと考えた井村コーチは、その不利な条件をカバーするために

オリジナルの曲を作曲してもらうことにしました。

(略)

 そこで私は、日本の選手たちのために、ドラマチックで起承転結のある曲を作曲してもらいました。採点する審査員は人間です。その審査員の心を掴み、感動させて点数をもらうのがシンクロだと私は思っているんです。だから単純なアップテンポな曲ではなく、美しいメロディラインから入って、どんどんアップテンポになって、最後にエネルギーが爆発するような形で終わる。選手も見ている人も晴れ晴れした気持ちになる曲を作曲してもらいました。 

スポーツの競技の中でも、シンクロナイズドスイミングは審査員の“主観”が

結果に反映される競技である故の工夫だな、と思います。

僕自身いろいろな音楽を聴く中で、「ああ、早くこの曲終わらないかな」って

思う曲も中にはあったりするのですが、審査員にそんなことを思わせてしまったら

勝てるものも勝てなくなってしまいます。

そこをしっかりと押さえてきたことがメダル獲得の要因の一つとなったに

違いありません。

 

また、水着にも工夫を凝らしたといいます。

 水着にもとことんこだわりました。水着は選手にとっては戦闘服ですから、機能性がとても大事です。だから私は、選手たちにとにかく軽くて動きやすい水着を着せたかったんです。 

機能性のほかにも発色のよいことも水着を作る上で、大切にしたということで、

その理由としては、

  • 小柄な日本の選手が舞台で大きく輝いて見えるため
  • 脚を上げたときの長さの違いが目立たないよう、お尻の部分の水着の鮮やかな色を目に入れることで脚に目が向かないようにさせるため

ということで、素人としては、ここまでやるか!という風に思いましたが、

ここまでやったからこそメダルを取ることができたのだと思います。

 

 

 

ということで、井村コーチのお話を一部だけ紹介させていただきましたが、

やはりメダルの陰には数々の苦労や工夫があったのだなと、いう風に感心

しました。

正直、この記事を読むまではシンクロナイズドスイミングにあまり興味が

無かったのですが、これを機に関心を持って観るようにしたい、と思いました。

 

久々の更新でしたが、今回はここまでにしたいと思います。

最後までお付き合いいただきどうもありがとうございました。

次回、またお会いしましょう!

 

 

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【これまでの保守雑誌感想文】

 

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クラシック音楽の大作曲家にも格の高い、低いがあるらしい

 

 

 

いつも大変お世話になっております。

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ノロい人でございます。

今回は音楽ネタということで、世界的に有名な大作曲家について

の話題に触れてみたいと思います。

どうか最後までお付き合いくださいませませ。

 

 

早速ではありますが、クラシック音楽の大作曲家の名前を

挙げなさいと言われたら、皆さんはどの作曲家の名前を挙げる

でしょうか?

クラシック音楽の作曲家なんて知らないなんて言わないでください・・・)

バッハ、ベートーヴェンブルックナーマーラー

チャイコフスキープッチーニドニゼッティ・・・など

クラシック音楽の大作曲家の名前は枚挙に暇がありません。

しかし、一般的には大作曲家されている方々の間にも、

クラッシック音楽通に言わせると「格」というのがあるらしいです。

正直に言いますと、僕は「格」があることは知りませんでした。

『この一冊で芸術通になる 大人の教養力』という本を読んで、

初めて知りました。

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先ほど名前を挙げた作曲家はこの本の中で、格の高い

または格の低いとされる作曲家として紹介されていました。

 

 芸術家の中にも「レベルが高い」と思われている芸術家とそうでない芸術家がいます。たとえば、バッハやベートーヴェンブルックナーマーラーなどがはレベルの高い芸術家とみなされています。一方、チャイコフスキープッチーニドニゼッティなどは手法的に単純で、情緒に訴えかける要素が強いためにレベルの低い作曲家とみなされるようです。

 

僕の低い教養レベルであれば、ここに名前の挙がっている作曲家たちは

全員素晴らしい作曲家で甲乙つけがたいように思うのですが、

教養レベルの高い音楽通からするとそうではないようです。

「そんなこと音楽の授業で習わなかったよ!」と文句を言いたくなる

ところですが、 このことはどうやら「暗黙の共通認識」なのだそうです。

 

 

 このような芸術家の「ランク付け」は一般の本の中ではなかなか読み取れませんし、表だって言われることは少ないのですが、音楽通の暗黙の共通認識としてあります。ですから、「私はチャイコフスキーが大好き」と言うよりも、「バッハが好き」という方が、周囲から一目置かれることになります。チャイコフスキー好きは、音楽通とは言えない、聴き始めて間もない人だという扱いをされるでしょう。

 

そりゃあ、表だって言われなきゃわかりませんよ、って話です。

(ちなみに、吹奏楽の世界でも「手法的に単純で、情緒に訴えかける要素が

強いためにレベルの低い」とみなされる作曲家はいます。名指しはしませんが)

 

 

 

 

ちなみに、ホントにそんな「ランク付け」なんてあるのかよ、

なんて思ってしまったので、インターネット上でそのことについて

言及している人がいないか探したら、このようなツイートを

見つけました。

 

 

どうやら、本に書いてあったことは本当のようです。

チャイコフスキープッチーニもいいと思うんですけどネ・・・

ちなみに吹奏楽の世界でも、

チャイコフスキープッチーニもそれなりに取り上げられます。

(コンクールの音源で恐縮ですが・・・)

↓↓↓

youtu.be

youtu.be

 

 

 

また、このような記事も見つけました。

 

president.jp

 

 さらにチャイコフスキーがかわいそうなのは、今なお、その音楽が、クラシックの「通」の間でバカにされることがあるからである。音楽研究家とか批評家でチャイコフスキーが好きだなどと言おうものならバカにされるから、みなバルトークとかヴェーベルンとかドビュッシー、バッハやモーツァルトベートーヴェンを論じる。 

 

チャイコフスキーが好きなら好きでいいじゃん、放っておいてよ!

ってカンジです。

ですが、チャイコフスキーをホメるときは、格が低いとみなされていること

をよく知った上で、「敢えてホメている」感を出さないとナメられてしまう

というところで、そこまで気を遣わないといけないのでしょう。

ああ音楽通とか教養人の世界は窮屈。

ただし、僕の場合は「類は友を呼ぶ」ってやつで、チャイコフスキー好きを
馬鹿にするような「教養人」は周りにいません。
教養が足りなくてよかった。そんな窮屈な思いはしないので。

 

 

 

ということで、ここまで大作曲家の中にもある

「格」の違いについてここまで見てきましたが、

僕個人の意見としては、ナメられてしまうとかそんなことは

気にしないで、我が道を行けばいいんじゃないの?

という風に思います。

音楽の世界に限らず、自分が好きなものを馬鹿にされるということは

意外とあるとは思いますが、それに負けずに「好き」を貫けるというのは

とても尊いことじゃないですか?違いますか?

 

それでは、また次回お会いしましょう!

 

 

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