全日本吹奏楽コンクールで金賞しか取っていない学校
こんばんは!ノロい人です。
去る10/21,10/22は「全日本吹奏楽コンクール」
(いわゆる全国大会ってやつです)の中学校と
高等学校の部だったのですが、
僕はチケットの抽選の漏れてしまったため、
代わりに衆院選の方に関心を寄せていました。
(結果に関してはこちらを見ていただくと分かります↓↓↓)
2017年 第65回全日本吹奏楽コンクール 中学校の部の結果発表 - 島村楽器 福岡イムズ店 シマブロ
2017年 第65回全日本吹奏楽コンクール 高等学校の部の結果発表 - 島村楽器 福岡イムズ店 シマブロ
結果自体は金賞・銀賞・銅賞と分かれるのですが、
今回金賞に輝いた学校の中で、金賞受賞回数が
圧倒的に多い学校があるんです。
(皆様ご存知でしょうか?)
その学校とは、「淀川工科高等学校」なんです。
(略して「淀工」と呼ばれることが多いです)
こちらのページを見ると、↓↓↓
今回全国大会への出場を果たした各団体の紹介が
載っているのですが、淀工に関してはこのように
紹介されております。
1995年以降の出場は全て金賞というスーパー高校バンド。指揮者は全日本吹奏楽連盟の理事長でもあります。2005年以降は「ダフニスとクロエ」と「大阪俗謡」を交互にローテーション選曲でしたが、今回は2年連続での「ダフニスとクロエ」で、9回目の選曲です。金賞29回、銀賞7回、銅賞1回を受賞しています。
1995年以降の出場がすべて金賞という学校は、
僕の知る限りではないです。
高等学校では、東海大札幌や伊奈学園、市立柏などが
金賞受賞回数が多い学校として挙げられると思いますが、
それでもここまでの成績を上げられていません。
この方のおっしゃる通り、淀工はスーパー高校バンドなんです。
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ここまで金賞受賞回数が多い要因として、
「ダフニスとクロエ」と「大阪俗謡による幻想曲」の
自由曲ローテーションを挙げる人もいます。
(昔はこれにラヴェルの「スペイン狂詩曲」も
ローテーションに組み入れられていました。
実は、吹奏楽コンクールでこういった形で
2,3曲をローテーションするという学校は
淀工以外なかなかないのです)
確かに、同じ曲だけをやっていれば、ノウハウも
蓄積されて金賞が取りやすくなるのかもしれません。
(なんか、一部の人が嫌がりそうな書き方ですネ)
でも、この選曲ってラヴェルの作品にしろ、大阪俗謡にしろ、
吹奏楽畑の人しか知らない作品というわけではないんです。
オーケストラで演奏される機会が多い曲なんです。
ということは、審査員の中で聴き慣れているだけに
曲に対して強烈なこだわりを持つ方がいらっしゃった場合、
そのこだわりに合致しない演奏をしてしまうと、
大きく原点を食らうリスクがあると思うんです。
(特に、審査員の顔ぶれの中にはオーケストラ畑の方が
必ずいるので、そういった方のこだわりが強いことは
想像に難くありません)
こだわりに合致した演奏でなくても、技術的にレベルが高く
音楽表現の意図もちゃんとしているという判断に至れば、
割り切った評価する審査員もいるんでしょうけどネ。
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だから、そういったリスクを抱えながらも、
圧倒的な金賞受賞回数を誇る淀工は本当にスゴい
バンドだな、と思います。
スゴいというのもそうですし、ここまで来ると、
なんかもう不思議なカンジがします。
コンクールの結果だけがすべてではありませんが。
ではどんな演奏をされているのかというと、
演奏はこちらから聴くことが出来ます。
・2016年ダフニスとクロエ
・2008年大阪俗謡による幻想曲
・2012年ダフニスとクロエ
(スペイン狂詩曲は見つけられませんでした)
↓↓↓
ここまでみてきて、淀工様のスゴさがお分かりいただけたでしょうか?
(吹奏楽とかクラシック音楽をやってないとなかなか分からないですよネ)
ということで、今回はここまでとなります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
アディオス!
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