ホウ砂に吹かれて

コンサータ72mg男が書きたいことを書きたいときに書くブログ

吹奏楽コンクールの講評でよく書かれること

こんばんは、ノロい人です。

月曜日ということで、平日が始まってしまったのですが、

仕事では終始いまいちエンジンがかからず、

今日一日慣らし運転状態でした。

 

レイコップ・ダイレクト

 

そういえば、吹奏楽コンクール全国大会の

チケットを抽選で申し込んでいたのですが、

見事に外れてしまいました。残念。

ということで、今回は吹奏楽コンクールの

講評でよく書かれてしまうことについての

話題です。

 

 

じゃあ、その講評によく書かれてしまうことって

どんなことかというと、

「トランペット(とトロンボーン)の

譜面は真っすぐに置く」

ということです。

 

このことについて興味を持った経緯というのも、

僕が高校の頃の吹奏楽部の恩師が、

「頑なに『トランペットの譜面はまっすぐに置け』

ってうるさい審査員が必ずいるんだよなぁ、

アレ、理由がどうしても納得いかないから、

審査員にケンカ売るわけじゃないけど、

譜面を斜めにして置いてやろうか」

って言い出したことがあり、

そのことにタンを発しているんです。

 

ちなみに、恩師は県内ではそこそこ(失礼)実力の

ある方の指導者で、県大会突破を何度も経験しており、

吹奏楽に関しては一定以上の知識は持っているはずなので、

そんな人でも納得いかないってどういうことなんだろう

と逆に興味が湧いてきてしまったのであります。

そこで、その理由についていろんな人に訊いて歩いたのですが、

なかなか納得できる答えが得られなかったので、

いちいち調べたことなど、ここにまとめてみようと思います。

 

まず、よく目にする理由なんですけど、

「オーケストラでは譜面を斜めに置く

なんてことをしないから」

というものです。

 

これ、僕にはよくわからないんです。

オーケストラでやらないからといって、

吹奏楽ではやってはいけないというのは、

説明が足りていないと思うんです。

根拠薄弱です。却下。

僕が知りたいと思っているのは

そんなことじゃないんです。

もっと、なんかこう、具体的な理由がほしいんです。

 

そこで、大学の頃、同級生のトランペット吹きに

訊いてみたら、

「譜面に当てた音が良い音とされているから、

なんじゃないかな」とか言い出したんです。

ホンマかいな、と思って調べたら、一応ありました。

譜面台 2 | ラッパの吹き方 から引用

譜面台に音をぶつけて(あくまでもベルと譜面にしっかりとした距離がある状態)生音を勝手に飛ばさないでアンサンブルの質を高くする、と言っているプレイヤーもいるくらいです。 

とのことです。

 

あとは、ベルと譜面の距離についても重要なようです。

トランペット032|トランペット|奏法Q&A|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra から引用

あまり譜面台が近すぎると、ミュートをしているような音色になってしまいます。
(中略)

そこで!
絶妙な距離が、手を伸ばしてやっと届くくらいなのです♪
ほどよく生音をまろやかにしてくれて、他の楽器とのバランスも整えられ、本当に弱くしたければ、少し譜面台にベルを近づけ(楽譜にそのような指示が出てくる曲もあります)、ラッパのブラッシーな音が必要なら、ベルアップすればいいのです。

 ということで、ベルと譜面の距離は近すぎても良くないみたいです。

 

また、楽器の構え方の問題もあります。

譜面台 2 | ラッパの吹き方 から引用

斜め前に譜面があると視点が常に横向きになってしまい、指揮者が視界に入りにくいですし、楽器の構え方も悪くなりがちです。 

 

さらに、集中力やミスとの関係についての指摘もあります。

Tips から引用

 ただし、狭いからと言って、決して右下写真のように譜面台を斜めにセットしないでください。よく中高生に多く見られますね。このセッティングは指揮者、楽譜と目線の移動が多くなり集中力が落ちてしまい、よけいなミスを誘発してしまいかねません 

 

調べれば、もっといろんな理由が出てきそうなのですが、

ここまでにしておきます。

ただ、個人的にはトランペットやトロンボーンの譜面が

斜めにおいてあるバンドでも、特に演奏に支障を来して

おらず、ちゃんとした演奏をしているところもありますので、

そこまで審査員の先生方はうるさく言わなくてもいいんじゃないか、

と思っています。

確かに、吹奏楽コンクールなんか見ていると、支部大会以上の

レベルの高いところでは譜面が真っすぐになっている団体が

多数派ではあるのですが。

 

今回はここまでにしたいと思います。

音楽に詳しい方の中には、

「コイツ解ってねぇなぁ」

なんて思われた方もいるかもしれませんが、

最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

それでは、またお会いしましょう。

  

 

 

 

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