東京大学を出なくてよかったさくらももこ
いつもお世話になり誠にありがとうございます。
はてなブログで「ホウ砂に吹かれて」をやっております、
ノロい人でございます。
今回は、結構昔の本になるのですが、さくらももこさんと
土屋賢二教授の対談本であります『ツチケンモモコラーゲン』
という本からの内容について書いていきたいと思います。
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この対談本の中の『東大を出たばっかりに…』という章では
東大出身の土屋（ツチヤ）教授に向かって、さくらももこさんが東大に
行かなくてよかったという話をしているんですけど、
その中で、さくらさんはこんなことをおっしゃっていました。
（略）東大に行ったりしたら丸紅とかなんか知らないけど一流企業のOLになったりして、エリート上司と不倫なんかしちゃってね。
そんで、その不倫相手から『一緒に死のう』なんて言われでもしてごらんよ、東大を出たばっかりに身をもちくずして一生を棒に振るわけですよ。
この本が出たのは2005年ごろなんですけど、当時の東大卒の女性の
就職先としては、丸紅が一般的なんですネ。
近年でいうところの、電○通なんかに相当するのでしょうか。
東大（をはじめとする難関大学）を出て、
一流（？）企業企業に就職してしまったばっかりに、
過労死してしまったり、種々のハラスメントにあったり、
という話題が最近表面化するようになってきましたが、
当時まだそれほど表面化していない時期から
「高学歴かつ大企業」という経歴の持つリスクを見抜いていた
さくらももこさんはさすがであると思います。
東大卒のツチヤ教授もこんなことをおっしゃっています。
東大を出てもくだらない文章を書いている人はいっぱいいますよ。請求書とかね。
くだらない文章を書くだけならまだいいかもしれません。
「高学歴かつ大企業」という経歴を歩んだばっかりに、
人様にハラスメントをしたり、過労を強いるというような
人権侵害を平然と行う側に回っている人もいることでしょう。
東大を出るリスクを見抜いた上で、さくらももこさんは
さらにこのようにコメントされています。
そう考えると、私の場合は東大を出なかったことが幸運だったとしか言えませんね。バカだバカだと怒られ続けてきた人生に感謝しますよ。
さくらさんはさすがですネ。
僕なんか、
もっと頭が良ければ…
もっと勉強ができれば…
もっと学歴が良ければ…
なんて思うことがしばしばありますが、さくらさんの
このコメントを読むとそんな自分が小さく感じます。
冷静になって考えてみれば、さくらももこさんと僕では
文章を書くスキルだったり、カネを稼ぐ力が全然違うので、
比較すること自体がナンセンスなんですけどネ。
というわけで、僕は高学歴でも大企業に勤めている訳でも
ありませんが、そのおかげで避けられたリスクもあるんだな、
ということを、この本と昨今のニュースを結びつける中で
思ったりしました。
今回はここまででございます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
ノロい人でした。
それでは、またお会いしましょう。
アディオス！
