ホウ砂に吹かれて

コンサータ72mg男が書きたいことを書きたいときに書くブログ

全日本吹奏楽コンクール2019のCDを揃えましたので。

今回もキングレコードから昨年の全日本吹奏楽コンクールのCDが出ましたので、一通り揃えましたのでそのことについて書いていきます。

今回は課題曲が全団体収録ではなくなりました

残念ながら、2019年の全日本吹奏楽コンクールのCDは課題曲が全団体収録ではなくなってしまいました。オトナの事情でしょうか。僕が高校生の時に、全日本吹奏楽コンクールのCDの販売がビクターエンタテインメントからキングレコードに替わったときに、課題曲が全団体収録になって嬉しくて小躍りしたものですが、これでは後退したようなものです(ビクターエンタテインメントの時代は金賞団体のみの課題曲の収録でしたが、今回は各部門から各課題曲1曲ずつの収録です)。キングレコード殿にはこういった残念がる声が届いているのでしょうか。

僕は、昨年の夏、課題曲Ⅲの行進曲「春」(福島和弘氏作曲)に出会って、「素敵な曲だな」と思って気に入り、全国大会のCDでいろいろ聴き比べてみようと思い、期待に胸を膨らませていたらガッカリしました。

各部門1団体しか収録されていない課題曲Ⅲ 行進曲「春」の感想を簡単に。

中学校の部:出雲市立第一中学校(指揮 段真大)

上手なんだけど、どこか急ぎ気味に聞こえる。テンポ設定なのか、それ以外の要素なのかはよくわかんないけど、この曲はゆったり聴かせた方がもっと高い評価が得られたのかもしれない。それでもやっぱり上手。

高等学校の部:埼玉栄高等学校(指揮 奥章)

すごく独特なマーチ。随所で用いられるレガートがそう思わせる。恩師から「マーチはくさび型の音型を」と教わった身としては、違和感がスゴくある。上手だけど。昔の審査方式だったら、審査もかなり割れたと思う。
各部門、各課題曲から1団体しか収録されないとなるとこういう独特な演奏しか収録されなくてほかのオーソドックスな演奏は日の目を見ない可能性がでてくるんだな、って思った。

職場・一般の部:グラールウインドオーケストラ(指揮 佐川聖二)

コチラは王道のマーチ。しかも大人だけあって、技術的にもはかばかしい演奏。低音がドスが効いているのがちょっと気になる。失礼、大地を揺さぶるような低音とでも表現すればよかったか。録音だからか?

ほか、聴いた感想とか。

  • 2019年は『ブリュッセル・レクイエム』(B.アッペルモント)を選曲した団体が非常に多かった(特に中学校の部)のですが、意外に飽きずに聴くことが出来たように思いました。曲がいいのか、演奏がいいのか、はたまたカットがちょっとずつ違うからか…。
  • 羽村市立羽村第一中学校の十八番、ハチャトゥリアン交響曲第3番を大迫力で聴かせていただいております。いや~中学生でこれだけ吹けるってスゴいですネ。しかし、これで銀賞とは厳しい世界です。
  • 出雲北陵高等学校のガイーヌ(またハチャトゥリアン作品だ)、これで銅賞というのだから審査は厳しい。最後のレスギンカは必聴。
  • 習志野市立習志野高等学校火の鳥東海大学付属大阪仰星高等学校のローマの祭り(ともに銀賞)はもう金賞でいいと思う…のは、僕が管弦楽作品のアレンジ物びいきだから?特に東関東を直接聴いていた習志野に関しては全国大会までの伸びを感じた。
  • ブリヂストン吹奏楽団久留米の三角帽子はとにかく音の分厚さが半端ではない。三角帽子ってそこまで音を分厚くして演奏する曲でしたっけ?でもね、このスタイルの演奏好きです。これぞ吹奏楽の醍醐味っていうカンジです。
    10年くらい前はここまでサウンドが分厚いバンドではなかったような気がするんですけどネ…。

さいごに

CDに収録されている一部の演奏についてしか触れられませんでしたが、全国大会のCDですので基本的にはみんな素晴らしい演奏ばかりです。

2020年全日本吹奏楽コンクールのCDこそは全団体課題曲収録を復活させて欲しいものです。頼みましたよ、キングレコード殿。

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オススメCDのご紹介:「小編成で挑戦! 吹奏楽コンクール人気曲セレクション」

 

吹奏楽コンクールにおける小編成部門(B編成、C編成とか、B部門、C部門って呼んだりもしますが)って、近年では聴いていて退屈するような安っぽい糞な完成度の低い僕の好みに合わない邦人新曲を取り上げるバンドがが目立ったりして、僕はなかなか聴きに行く気にならいんです。

申し訳ないんですけど、そういった邦人新曲を取り上げるようなバンドの顧問の先生に「吹奏楽コンクールじゃなくて、学校の音楽の授業(鑑賞とか)でも、本当にその作品を取り上げられますか?」って訊いてみたいモンです。

そんな中、救世主のような取り組みがあったんです。

f:id:hebo-chan:20200113220430j:plain(←Amazonへ)

コチラの、「小編成で挑戦! 吹奏楽コンクール人気曲セレクション」というCDでは、A編成(50名以上)ではお馴染みの「ローマの祭り」(レスピーギ)や「ダフニスとクロエ」(ラヴェル)などといった実績が多々ある作品を20~30名ほどの編成でも演奏を可能にした編曲で演奏されています。

実際聴いてみると、A編成で演奏されたときと比較して概ね遜色ない仕上がりとなっています(一部、演奏者側でイジる必要がありそうなところはありましたが)。

あと、びっくりしたのが、ブックレットには収録曲に必要な編成が載っているのですが、あのオーボエがキモの「サロメ」や「海」に必ずしもオーボエを必要としていないようなんです。

スゴい時代になりました。

これをきっかけに、小編成の吹奏楽でもちゃんとした音楽作品が取り上げられるようになって欲しいナ、と思うのでありました。

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【吹奏楽部】ノロい人の部活動を箇条書きで【今週のお題】

 

今週のお題(2019.9.22現在)は「部活」ということなのですが、余所様のエントリを拝見しておりますと、結構僕と同じ吹奏楽部に所属されていたという方がいらっしゃるので、僕も負けじと更新してみようかと思います。

小学校から大学までを箇条書きで振り返ってみようかと思います。

 

小学校

  • 小学校4年生から部活動スタート、母親の影響で吹奏楽を始める。
  • 最初はトランペットをやっていたが、適性があまりにもなく、ユーフォニアムパートへ異動になるが、新たに購入する楽器であったため、届くまでの間、身体が縦にも横にも大きかったことからチューバパートで待機することに。
  • いざ、ユーフォニアムが届くと、そのタイミングで入部してきた女の子にその楽器を取られ、ユーフォニアムパートへの異動の話はなかったことに。
  • 吹奏楽コンクールに出場するような熱心な部活ではなく、年1回市内の小学校の吹奏楽部が集まって開催される演奏会と、たまーに行われる地域のイベントに顔を出す程度のヌルい部活動だったので、「下手でも楽しけりゃいいや」というカンジでした。
  • このころからADHDが遺憾なく発揮され、演奏本番では必ず数回はミストーンをしていました。

中学校

  • 中学1年生になり、部活動見学で小学校時代とのレベルや練習量の違いにビビりながら入部。
  • 1年生のときの先生は非常に熱心な方でした。練習のために職員会議をすっぽかして、校内放送で呼び出されるほど。その先生はのちに東日本学校吹奏楽大会に出場されていました。
  • 中学校初めての夏、初めて吹奏楽コンクールに出場(課題曲のない部門だったのですが…『栄光をたたえて』とか、『平和への行列』、吹きたかったナァ)。その時の自由曲は『呪文と踊り』。当時リズムがチンプンカンプンだった僕のために、先輩がメトロノームを鳴らしながら一緒に手を叩いて教えてくださいました。んで、結果は県大会金賞(2位)。最優秀賞を逃して少し悔しかったです。
  • 中学校初めての冬、アンサンブルコンテストに出場。県大会まで行きました。当時、たぶんその中学校では初めての快挙。自分たちが一番ビックリしました。
  • 2年生に進級するとき、熱心だった顧問の先生が異動することに。かなりショックでした。代わりにやって来たのが僕たちのことをナメきっていた吹奏楽経験者の社会科教師(正顧問)と、音楽科ながらもピアノ畑で吹奏楽のことはサッパリな副顧問でした。
  • 2年生以降はがっかりなカンジの部活動でした。そんな中、吹奏楽コンクールの成績が散々でコンプレックスを抱いたり、出入りしていたPTAと吹奏楽コンクールのCDを貸し借りしたり、TBT's Homepageの存在を知ったりして、ちょうどそのあたりから”吹奏楽コンクール厨房”になっていきました。
  • 高校受験については、”(たまたま自宅から一番近かった)自称進学校”に行きたいと思っていました。理由は、そこの高校の吹奏楽部が吹奏楽コンクールの課題曲のある部門に出場していたことと、県大会突破の実績が多数ある顧問の先生がいらっしゃったからです。

高等学校

  • 何とか、受験に成功して”(たまたま自宅から一番近かった)自称進学校”に進学、そして吹奏楽部に入学。
  • しかしながら、1年生のときにコンクールメンバーから外される。”吹奏楽コンクール厨房”の僕はふてくされる。
  • しかも、1年生のときは(出場していませんが)県大会銀賞、2年生のときは県大会金賞止まり。どうしても県大会突破ができない。
  • 3年生のときやっと県大会突破が叶う。多分人生で1番嬉しかった。
  • コンクール直前に不登校になったメンバーのアパートに押しかけたり、そいつの代わりに顧問の先生に泣いて謝ったりしたこともあった。
  • 今思えば、自称進学校の自習や課外といった長時間の拘束や、大量の宿題にキャパシティをオーバーしたりして、あまり部活動にはエネルギー注入できていなかったのかもしれない。部活動に関してはもったいないことしたな、って思う。

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大学

  • 1年生のときは楽しかった。好き勝手出来て。アンサンブル組んでやりたい曲やったし。1年生なのにコンクールでソロ貰ったし。みんなで汚い音で大音量で吹いて銅賞食らったり。先輩の家にズカズカ入り込んでゲームして騒いだし。飲み過ぎて醜態さらしたり。
  • 2年生以降は本当はやりたくなかった学生指揮を押しつけられて、苦しかった。部活動をサボるわけにもいかないし。好き勝手も出来なくなったし。学業とかアルバイトとの両立が1番大変だった。
  • 3年生が大変さのピーク。1個目の山は合唱・管弦楽・三曲・マンドリン系のサークル、部活動の皆さまとの共演ステージ。なぜか僕が指揮者として仕切らされるんですけど、僕よりも音楽的素養のある方々からのツッコミが連日のように続き生きた心地がしませんでした。本番が終わったら、皆さん優しくなったんですけどネ。2個目の山が吹奏楽コンクール。口が立つ人をまとめたり、言うことを聞かない連中の前に立つのは本当にしんどかったです。3つめの山は定期演奏会。とにかく曲数が多い。みんなも言うことを聞かなかったり、口が立つのは相変わらずだし。しかも、直前に(数少ない味方の)ステージマネジャーが発狂→外で大声で号泣するというコンボを決めてくれて、大学の警備員がすっ飛んでくると言う事件を起こしてくれましたし。これが終わって引退したときは本当に嬉しかったです。もう一度。本当に嬉しかったです。
 

…というカンジの吹奏楽部人生でした。

ですから、高校の吹奏楽コンクールで母校の子たちを見ていると「自分の頃はこんなにちゃんとしてなかったな…何でこういう風になれなかったんだろう…」といい歳こいた今でも我が身が情けなくなります。

なので、今現在部活動に携わっている皆さまには(特に若い諸君!)後悔しない部活動人生を歩んでもらいたいな、と思います。

そうしないと、オジさん・オバさんになったときに、部活動の思い出が胸やお腹の底から苦いモノとしてこみ上げてきますので…

頑張ってください。

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今週のお題「部活」