最後通牒ゲーム(2)
前回の内容は「最後通牒ゲーム」の簡単な紹介と
「拒否権を行使する傾向にある人」について書きました。
(何の話かよくわかっていない人は下記参照)
↓↓↓
雑に説明すると、「最後通牒ゲーム」ってのは
AさんとBさんの二人がいたときに、Aさんが
お金の分け方をBさんに提案して、Bさんが
受け入れるか?それとも拒否するか?っていう
実験なんですけど、分け方が不公平だったときに
「誠実な人」が拒否しやすいって話でした。
前回は書いている途中で、疲れてきた
1000字を超えてしまい、見に来てくださった方が
読んでいてダレるといけないので、
「拒否権をあまり行使しない人」については
今回に持ち越しました。
どんな人が「拒否権をあまり行使しない人」なのか?
言及されています。
本のタイトルどおり「サイコパス」の人が拒否権を
あまり行使しない人です。
厳密に言うと、ある人がサイコパスかどうかという問題は
白黒つけることが非常に難しいので「サイコパシー傾向が
高い人」ということになります。
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「サイコパシー傾向が高い人」とはこんな人です。
↓↓↓(下記参照)
「外見や語りが過剰に魅力的で、ナルシスティック」
「恐怖や不安、緊張を感じにくく、大舞台でも堂々として見える」
「多くの人が倫理的な理由でためらいを感じたり危険に思ってやらなかったりすることも平然と行うため、挑戦的で勇気があるように見える」
「お世辞がうまい人ころがしで、有力者を味方につけていたり、崇拝者のような取り巻きがいたりする」
「常習的にウソをつき、話を盛る」
「自分を良く見せようと、主張をコロコロ変える」
「つきあう人間がしばしば変わり、つきあいがなくなった相手を悪く言う」
「人当たりはよいが、他者に対する共感性そのものが低い」
こういった特徴を持つ「サイコパス」の人が
拒否権をあまり行使しないというのは、
僕は意外だな、という感想を持ちました。
サイコパスの人って、何となく自分の損得関係なく
相手に損をさせることで、快楽を得るイメージがありました。
しかし、サイコパスはその点は冷静に損得を見極めていて、
「不公平な配分でももらえた方が得」という考え方を
する傾向にあるというのです。
自分が得を出来るかということに関しては、合理的に
判断する一方で、相手が得をするかということや、
ズルをしているかどうかということにはあまり
興味・関心を示さないようです。
自分だったら拒否権を行使するか?
ここまで、不公平な分け方を提案された時の
拒否しやすい人、しにくい人について書いてきましたが、
皆さんが拒否権を持っていたらどうするでしょうか?
僕だったら、
面白くないな、と思いつつ提案を受け入れる
という選択をすると思うんですけど、
先に紹介した中野先生の本を読んでいなかったら
また違った選択をしたんだろうな、とも思います。
(我ながら、どっちつかずの面白くない判断ですネ)
ということで、今回はここまでです!
読んでくださってありがとうございました。