ホウ砂に吹かれて

コンサータ72mg男が書きたいことを書きたいときに書くブログ

中野信子先生の『シャーデンフロイデ』を読んで(1)

 

いきなりですが、質問です。

シャーデンフロイデという言葉はご存じでしょうか?

この言葉はドイツ語から来ていて、Schadenfreudeと綴ります。

この単語を二つに分解すると、

Schaden=毒、損害

freude=喜び

というようになり、

日本語で表すならば、「誰かが失敗したときに、

思わず湧き起こってしまう喜びの感情」という意味に

なるようです。

ここで、僕が「なるようです」といういい加減な(?)

表現を使ったのは、「シャーデンフロイデ」という言葉を

このように訳したのが僕ではなく、脳科学者として有名な

中野信子先生だからです。

ということで、余計な前置きをつけてしまいましたが、

今回は中野信子先生の新書であります、

シャーデンフロイデ』(幻冬舎新書)について

触れていきたいと思います。

 

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シャーデンフロイデ』を読み通して

中野先生が本の中で

メシウマ=シャーデンフロイデ

(※メシウマとはインターネットのスラングで、
「他人の不幸で今日も飯がうまい」の意)

という風に書かれていて、「なるほど」と

その分かりやすさに膝を打ったのですが、

この「シャーデンフロイデ」という感情がどこから

やってくるのかということについて、詳細に書かれております。

この本よりも先に出版された

『ヒトは「いじめ」をやめられない』では

いじめにまつわるホルモンとして、

オキシトシンセロトニンドーパミンについて説明されていましたが、

それに対して、この本ではそのうちの「オキシトシン」について、

かなりのウエイトを置いて説明されています。

全体的な内容としては、中野先生がこれまでに出されてきた本で

触れられていた、

などの話題を改めて取り上げながらも、さらに内容的に踏み込み、

それに加えて様々な実験や具体例を新たに織り込んだ形になっていました。

中野先生のこれまでの著書を読んできた方であれば、理解がスムーズに

進むような手応えを感じながら読めるのではないかと思います。

 

 

 

ノロい人的「いいゾ、もっと言え」と思った箇所

 よく耳にするのは「俺の若い頃はもっと大変だった」という中高年の言葉です。どうもこの言葉の意味を吟味すると、二つの点から、知的水準のやや劣る人の発言のように感じられてしまいます。

ここで取り上げられているみっともない老害中高年は中野先生から

知的水準のやや劣る人」なんて言われてしまっています。

ざまーみろ。

 

話を戻して、中野先生の言うこの二つの点とは、

(僕なりにかみ砕くと)

  1. かつてそういう老害中高年を支えていた状況や他者からの好影響を考慮していない点
  2. 「大変さ」を測ることがほぼ不可能である点

のことを指しています。

 

特に「大変さ」を比較することは、研究者でも難しく、

三者定量化できる基準(そんなものあるのか!?と僕は思いました)

を導入して、ようやく測れるかどうかどうか・・・というところなのだそうです。

 

 

 

そして、中野先生からはさらにキツい皮肉が飛んできます。

  これらの点が、想像力と論理的な思考力に、ついその年になるまで恵まれなかった恵まれることがなかった人なのだろうかと、ちょっと悲しい印象を周囲に与えてしまうかもしれません。でも、ご本人は、ご自身の過去を誇らしく思い出すことができるだけの日々を送られているはずで、きっと毎日お幸せなことだろうと想像します。

改めて引用するとなかなか強烈な皮肉です。

誰かのことを念頭にでも置かないとここまでの表現にはならないのでは

ないのでしょうか?

もしも、周りに「俺の若い頃はもっと大変だった」なんて言い出す

みっともない老害中高年の方がいらっしゃったら、この皮肉を

思い出しながらやり過ごすといいと思います。

 

さらにもう一発。

 決して、頭の良さや鋭さが、生き延びるのに重要なわけではないということを、私たちは肝に銘じなくてはなりません。

このような知的水準に劣る中高年にも学ぶところはあるということです。

別に頭の良さや鋭さが、生き延びるのに重要なわけではないんですよ?

なんか希望が湧いてきませんか?

 

 

ということで、知的水準に劣る中高年に希望を見出した(?)ところで、

今回はここまでにしたいと思います。

中野信子先生の『シャーデンフロイデ』については、まだ書いてみたいこと

があるので、気が向いたときにまた取り上げたいと思います。

 

最後までお付き合いいただきどうもありがとうございました。

ではまた、お会いしましょう!

 

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国家資格試験に合格して会社から表彰された話

 

 

今週のお題「表彰状」

 

今回ははてなブログより今週のお題をいただいての

更新になります。

 

「表彰された経験、ある?」ということですが、

僕のような取り柄がない人間でもあります。

どういったことで表彰されたのかというと、

詳しくは書きませんが、とある国家資格の試験に

合格して、会社から表彰してもらいました。

(分析化学とか環境とか、そっち系の資格です。

分かる人は分かるかと思います)

今回はそのことについて触れていきたいと思います。 

 

 

 

僕がその資格について知ったのは大学の頃で、

分析化学の授業を担当していた教官から

「この資格を持っていれば、他人に分析操作をさせて、

上がってきた書類にハンコ押すだけでいいから」

というようなことを言われて、

(後にその教官の話は誤りであったことが分かる)

「実験操作を他人にやらせておきながら、

自分はハンコを押すだけでお金がもらえるなんて

なんていい資格なんだ!」と当時無知だった僕は

早速書店へ行き、その資格の本を少し立ち読みしてみたのですが、

問題の難易度に「何じゃこりゃ!」とびっくりしてしまい、

それ以来その資格のことは忘れ去ってしまっていました。

 

そしてその資格のことを再度思い出すのは社会人になってからでした。

僕が入社間もない頃、その資格を持っていた先輩Aから、

「この資格を持っていれば、会社から特技手当5,000円がもらえるんだよ!

ウチの会社、福利厚生ショボいし、給料安いからこういうところで

お金もらっておかないと!」

みたいなことを言われ、お金がもらえるなら、ということで、

試験を受けることにしました。

(先輩Aが自分の仕事を押しつけようとして、僕にその資格を

取らせようとしたことが後になって判明するのでした)

しかしながら、コツコツと勉強することを大の苦手とする

僕のことだったので、当然のことながら、受かりませんでした。

ただ、きちんと勉強していれば受からない試験ではないとの

手応えは感じていたので、来年もう一度受けてみようという風には

思えました。

 

 

ただ、一年間で人間は簡単に変わることができないもので、

相変わらずコツコツ勉強することを大の苦手とする僕は

その次の年も試験の半月ほど前のことだったと思いますが、

勉強が間に合わないと、会社のお昼休みの時間に弱音を

こぼしたところ、別の先輩Bが衝撃的なことを言い放ちました。

「そんなんじゃ、去年の二の舞だよ~」


何が衝撃的だったかって、その先輩Bはいつも弱々しい微笑み

を浮かべているような感じの人で、耳の痛いことや失礼なことを

まず言ったりしないような人物だったからです。

そんな先輩Bからのこの一言は結構ショックでした。

それからはなんとか勉強をするようにはなりましたが、

それでも勉強は追いつかず、結果としては直前の短期間で

知識を無理矢理詰め込み、口元まで達した吐瀉物を

当日に一気に吐き出すような形で試験に臨むことになりました。

(わかりにくくかつ汚い例えで失礼しました)

特に関連法規なんかは、一夜漬けのような体たらくでした。

 

それでも、後になって回答が発表されて、自己採点したところ、

なんと、まさかの、合格が期待できるだけの正答率でした。

そのことを確認した上で、仕返しと言わんばかりに、

先輩Bに向かって「僕が合格していたら、飯奢ってくださいネ」と

頼んでみたところ、弱々しい微笑みを浮かべて承諾してくれました。

そして、合格を確認した後、たらふく高い料理を食べて、キッチリと

奢ってもらいました。我ながら、最低な後輩です。

 

 

うれしいことに、先輩にご馳走になることができただけでなく、

会社の全体会議の場で、表彰され、

社長賞なるものももらうこともできました。

現金も渡され、確か10万円ほどだったと思います。

(そのお金はいつの間にか消えて無くなってしまいました。

一体何に使ったのでしょう?自分でもよく分かりません。

仮想通貨でも買っておけばよかったです)

 

ただ、うれしかったのはそれから特技手当が認められるまでの

話で、その資格を持っているがために、面倒ごとが多々増える

こととなってしまいました。

面倒ごとに追われる僕の姿を見て、その資格を取ろうとする人は

社内に誰もいません。

結局のところ、「ハンコを押すだけでお金になる」ムシのいい

仕事なんて世の中には無いんですよネ。

まぁ、資格を取ったこと自体後悔はしていませんが、複雑な

ところです。

 

実務の中で(OJTというのでしょうか)覚えたことって、

結構覚えているものですが、勉強して覚えたことって、

忘れやすいんですよね。

僕の場合、実務経験も無く、知識も忘却の彼方に葬り去って

しまったペーパー資格保持者なので、いろいろ大変な思いを

しているというところです。

 

 

ということで、今回はここまでになりますが、この資格に限らず、

何かしらの資格を取得しようと考えている方は、

どうか「ペーパー資格保持者」にだけはならないように

気をつけてください。

それではまた、お会いしましょう!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

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