保守雑誌感想文【2020年9月】
人間を磨く(特集より)
人はみな、自分の人生の経営者であるといいます。たしかに自分の人生の経営を他の人に代わってもらうことはできません。自分の人生は自分が経営するしかありません。すなわち、人はみな、自分の人生のオーナーの経営者なのです。
経営はそのトップの器によってすべてが決まります。当然、自分の人生も自分の器によって決まる、ということになります。私たちが自分という人間の器を磨き続けなくてはいけない所以です。
では、どうすれば自分を磨けるのでしょうか。
第一は古今の師に学ぶことだそうです。
(ここから「だそうです」を連発します)
人間を磨く第二は、仕事に打ち込むことだそうです。
仕事に打ち込むことで人間が磨かれ、誠が養われるといいます。
第三は、意識を高めることだそうです。
松下幸之助氏が新入社員に向かってこのように言ったそうです。
「君らの立場は新入社員や。しかし、意識は社長になれ」
社長になったことがない人が意識を社長にするのは困難ですが、頑張りましょう。
人間磨きの第四は、へこたれないことだそうです。
人生には様々なことがありますが、すべては自分を磨いてくれる試練ととらえ、へこたれずに乗り切っていくことだそうです。
苦難を乗り越えるたびに人は磨かれ鍛えられるという人生の鉄則があるのは知りませんでした。
リーダーの使命は人間を磨くこと
武蔵コーポレーション社長 大谷義武氏のインタビュー記事より。
記事を読んでいくと、大谷氏は経営者として、どうやら「忠誠心」を会社にとっての力として大きいものととらえているようです。
当該箇所を引用していきます。
大谷 (略)とにかく社員を徹底的に守ってきました。
―さぞかし社員さんの忠誠心も高まることでしょうね。
大谷 (略)せめて社員が安心して働ける基盤を作ってあげたいと思いますし、そうして培われたトップへの忠誠心は会社にとって替え難い力になります。社員を守れないトップは、経営者失格だと私は思います。
個人的に大谷社長に訊いてみたいのは、
- 社員を守った結果、自然と「忠誠心」がついてくるのか
- 「忠誠心」のために、社員を守るのか
どちらなのか少し興味あります。
(本音は置いといて)おそらくは前者と答えると思うのですが。
僕としては、どちらでもいいと思っているのですが。
あと、「守る」とニュアンスは違いますが、「社員を大事にする」ということは、単純に「給料が多い」かつ「休みが多い」ことだと小松製菓の会長はおっしゃっていました。激しく同意。
小松製菓の小松会長の言葉
— やまだいさお@月間1300万インプ (@isao402) November 24, 2019
本当の意味で社員を大事にするのは、
「休みが多く給料を多く払うこと」だと思う。 pic.twitter.com/Jy2hrGPFbI
↑世界中の経営者に伝われ。
感性を磨く生き方
日本BE研究所所長 行徳哲男氏 と 思風庵哲学研究所所長 吉村思風氏 と 関ジャニ∞ 村上信五氏 の鼎談記事より。
こんなお堅い保守雑誌に関ジャニ∞の村上さんが出たりされるんですネ、っていうのは置いといて。
関ジャニ∞村上さん、メディアで見せている姿の一方で、意外と(?)ご自身が人気アイドルという自覚は希薄だったりされるようです(謙虚、あるいは謙遜しているとみるべきなのかもしれませんが)。
芳村 いつ頃からブレイクされて有名になったのですか?
村上 いや、その実感があまりいまもなくて……。いろんな仕事をいただけるようになったのはここ五~六年のことですかね。
自分たちの番組やコンサートを除いて、いまだに人と話をするときは、基本的に相手は僕のことを知らないだろうという体で接するように心がけています。
たしかに、「月曜から夜ふかし」でシニア世代に名前を答えてもらった時のとても嬉しそうなリアクションからすると、まだまだ認知度を上げたいとご自身は思っていらっしゃるのかもしれません。
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