ホウ砂に吹かれて

コンサータ72mg男が書きたいことを書きたいときに書くブログ

堀江貴文・西野亮廣『バカとつき合うな』のご紹介

バカとつき合うな

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今回は会社の同期君から激しく薦められて借りて読んだ、堀江貴文さんと西野亮廣さんによる『バカとつき合うな』(徳間書店)という本の紹介をしたいと思います。

近年の本は「バカ」というワードがよく出てくるのですが、この本は特にそれが多いです。それだけお二人が「バカ」にあきれていらっしゃるということなのでしょう。

この本を読んでいくと、お二人が挙げている「バカ」に身近な気に食わない人が当てはまって、「そうだそうだ、ホリエモン(西野さん)、もっと言ってくれ!」って思ったり、かえって自分が当てはまったりしたりして、そっと閉じたくなったりすることもあるかと思います。

全体的この本の感想としては、スラスラ読めて読みやすく、内容も非常に面白かったので、貸してくれた会社の同期君に感謝です。

 

バカはもっともらしい顔でやってくる。
気を付けろ!

堀江貴文:バカばっかりの環境に居続けるバカ

はい、多分私のことです。
堀江さんも、私のような読者が多いことを見越して、このように書いています。

 「でも周りの人間って環境に決められていて、自分では選べないじゃないですか、自分は避けたくても、付き合わなければいけない上司とか……」

 そんな声が聞こえてきそうです。 

そんな声が聞こえてきそうどころか、僕は実際に声に出して言ってしまいました。
堀江さんは、そんな私を含めた読者に向かっていきなり「バカの思考」と言い(書き)放ちます。

 いきなりで悪いけど、はっきり言います。環境や付き合う人間を選べないと考えてしまうのは、バカの思考です。 

ですが、堀江さんもかつては「バカ」と付き合ってきたと言います。

 あなたをバカと決めつけたいわけではないし、僕も最初から今のように振る舞えたわけではありません。ぼくもバカとつき合ってきた。付き合わされてきた。 

堀江さんって、こういう書き方をする人だというのは意外でした。もっと突き放した書き方をする人だと。意外とやさしい方なのかもしれません。
(惚れたりはしないけど)

西野亮廣:人と同じことをやりたがるバカ

西野さんは1999年にキングコングを結成した際に、どうやったら1年で売れるのかを徹底的に考えたといいます。そうした考えたのは、大阪の漫才コンクールで片っ端から優勝するという方法でした。

そこでまず、先輩芸人の漫才スタイルをチェックし、その99%がダウンタウンさんのようなスタイルであることを突き止めました。そこから、キングコングダウンタウンさんとは真逆のスタイルでいくことを決め、漫才コンクールを総なめにしていくこととなりました。

そこでさすがだと思ったのは、西野さんはちゃんと勝率の計算をしていたということです。スタイルが異なる漫才同士で勝率が均等にならないことをきちんと把握していたのです。これぞ、(ダウンタウンスタイルがレッドオーシャンだとすると、)よくいうブルーオーシャン戦略ってやつです。

西野亮廣:付き合いを強要するバカ

いますね。私の会社にも何でもかんでも酒を飲みに強引に付き合わしてくるお行儀の悪い人がいます。そういう人って、セクハラ、アルハラパワハラに無頓着なんですよネ。…って愚痴になってしまいましたね。失礼。

西野さん自身も、自分のことを付き合いの悪い人間だと書いています。

 ぶっちゃけ、芸人の世界は、全体としては上下関係が強い村社会です。文句を付けられたこともあります。「何で絵本書いてんねん。芸人だったら、合間に楽屋でみんなで一緒にしゃべるもんやろ」みたいな。お前もやれよ、つまり「付き合えよ」と言われていました。(略) 

それに負けなかった西野さんエラい!カッコいい!負けっぱなしのぼくとしては憧れてしまいます。

バカになにを言ったところで無駄。
ムキになるな!

堀江貴文:無自覚に人の時間を奪うバカ

堀江さんはとことん時間を奪うツールとして、電話を敵視していますネ。

あまり大きな声では言えませんが、僕も調子が悪い時は会社支給のケータイにかかってきた電話は取りません。

取引先から山のようにくるメールの応酬をしていたら、「電話で話しませんか?コミュニケーションが必要と思います」と書かれていたことがあったのですが、メールはコミュニケーションじゃないのかよ、って。

あと、社会学者の古市憲寿さんのエピソードで「手書きの手紙を寄越してくる編集者とは仕事をしない」というものが書かれていましたが、もうなんなんでしょうね。自分の時間を差し出して何かを得ようとする、という精神性が気持ち悪いです。なんかストーカー的な?違う?

西野亮廣:善意なら何でもありのバカ

(略)
 でも批判的意見の中で、やばいな、と思って警戒するのは、その人の言い方が善意で満ちているとき。「私は西野さんのことが好きだから、西野さんのことを思って、ぜったいにこうしたほうがいいんです」みたいな。
 この人、こっちがなに言っても耳を貸さない人だなって、直感的にわかりますよね。で、意見を押しつけてくる。ただのアンチの人よりずっと厄介。 

普段からインターネット上で批判にさらされ、時には炎上まで起こし、アンチの人に四方八方取り囲まれ、四面楚歌状態になることもある(言い過ぎました。ごめんなさい。)キンコン西野さんがここまで書くのですから、善意というのは本当に厄介なのでしょう。それにしても、アンチの人よりもずっと厄介って…

 

 

ということで、今回は長くなってしまいましたが、『バカとつき合うな』について紹介してまいりました。

ここにあげたいがいにもまだまだ「バカ」の種類はありますので、気になる方は是非是非この本を買って読んでみてください。

では、今回はここまでにしたいと思います。

最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

次回、またお会いしましょう!

See you again!

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