ホウ砂に吹かれて

コンサータ72mg男が書きたいことを書きたいときに書くブログ

何かを捨てないと何かが得られない話

 

腕時計って皆さんしていますか?

僕は一応「する派」なんですけど、

時間を見るのはもっぱらスマホとか

パソコンの画面になってしまっています。

こうなってしまうと、腕時計は半分

アクセサリーみたいな感覚でつけている

ようなものです。

(下手をすると、電池が切れていたり、

日付がずれていても気付かないことすら

あります)

 

本来腕時計って、時刻を把握するために、

身に付けるツールでだったのですが、

今はスマホ、携帯電話などで時間を

見ることが多くなり、腕時計をする人が

減っているといいます。

(インターネットのスラング

言い換えるならば、腕時計が「オワコン化」

しているというところでしょうか)

ではそんな中、どうやって腕時計を

売っているのかということが、

この本には書いてありました。

 

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この本の一例として挙げられていたのが、

 

「ジョギング用ウォッチ」

=「腕時計」+「心拍数モニターなどの機能」

「腕時計で体力を強化する」新市場

 

「登山用ウォッチ」

=「腕時計」+「悪環境での操作性」+「気圧計、コンパスなどの機能」

「腕時計を登山で頼れる武器にする」新市場

 

という形で付加価値を創り出し、腕時計を売っていく

という戦略でした。

 

ただ、僕がなるほど!と思ったのが、

「何かを捨てなければ、何かを得られない」

という話でした。

 

というのも、

ジョギング用腕時計では、走りながら見れるよう

文字盤に数字を大きく表示したり、心拍数や走ったルートの

GPSのデータを取るためには、ファッション性や電池の持ちは

あきらめなくてはいけない

登山用腕時計に関しては、腕時計としての軽さ、

操作のシンプルさ(気圧計、コンパス機能、高度計など

いろんな機能がついているのでどうしても操作が複雑に

なってしまう)をあきらめる代わりに

悪環境でも操作しやすいようにボタンを大きくしたり、

様々な機能を搭載した、といったところです。

要は「あきらめ」が肝心なんです。

 

人によっては、付加価値といわれると、

何でもかんでも性能や機能を乗っけないと

いけない(気が済まない、売れない)と考える人が

いるんでしょうが、そういうことじゃないんです。

何か良いところがあったら、何か我慢しなきゃいけない

ところがあっても消費者は買ってくれるっていうことが

この本でよくわかりました。

うちの会社の人(特に営業の皆様、

エラい方の立場にいる皆様)

に読ませてやりたいです。

 

この本では、ダメ押しとして、筆者が三十代半ばで

ダイエットするために、アイスクリームをやめ、

食事量や飲み会を減らし、運動をするハメになった

なった話を紹介しており、

「何かを捨てなければ、何かを得られない」

という事実が強調されていました。

 

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今回のエントリは、この本でいう第1章の腕時計の話が

中心になりましたが、第2~8章までの内容も

読むだけでもなかなか面白く、興味深く読めましたので、

気になった方は買って読んでみては

いかがでしょうか。

 

それでは、またお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

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