理系総合職女性の扱いについて上司に訊いてみた
以前のエントリで、「女子(リケジョ)は化学メーカーに就職するとラクができていい(かも知れない)よ~」みたいなことを書いたのですが、それについて上司の意見をまだ聞いていませんでした。
そこで先日、上司(それほど勤続年数が長くないのに実質理系総合職部門を仕切らざるを得なくなった次長)と居酒屋でお酒をいただく機会がありましたので、思い切って弊社(弱小化学メーカー)における理系総合職の女性の扱いについて、酒に酔った勢いもあり、ぶつけてみました。
「なんかうちの会社に限らず、化学系のメーカーって3K的な現場だったり、お客さんが怖いところは男性社員を突っ込んどきゃいいみたいなところがあるじゃないですか、やっぱりうちの会社もそうなんですかね…」
すると、意外な答えが返ってきました。
「そう見えるのはわかるんだけど、俺はそういう風にしたくないし、(人事権をすべて掌握している)社長もそこまでのことは考えてないよ。実際、今まで自分の下についた子(女性社員)たちは現場に行かせるようにしてるし。」
「ただね、女性を現場に行かせることには問題があって、一つは代理店とかお客さんからお叱りをいただくんだよ。『女性にそんな仕事をさせて』って。もう一つは現場が女性が来ることを想定してないから、女子トイレに鍵がかかってたり、そもそも女子トイレがなかったりするところもあるんだよ。だから女性に現場に行ってもらう前に事前にそういうことも配慮しなきゃいけないんだよね。」
「この会社に入ってくる女性は『現場なんか行きません』なんて考えてる人は実際いないワケで、それなのに外に出さないっていうのはスゴく失礼なことなんだよネ。それはその通りなんだけど、いざ外で現場での仕事をしてもらおうとすると、そういったハードルがあるんだよネ~」
今回のこの上司の回答で少し意外だったのは、
- 社長はそこらへん明確な考えがあるわけではない
- 上司は女性に外の仕事をさせないことを“良し“としているわけではない
の2点でした。
なんでも疑問に思っていることは訊いてみるものです。
それではまた、次回以降もよろしくお願いします。
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