ホウ砂に吹かれて

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六角橋吹奏楽団第18回定期演奏会へ行ってきました

 

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六角橋吹奏楽団のご紹介

六角橋吹奏楽団は東関東の雄であります(いや、“東関東の雄”どころか”日本の大学吹奏楽を代表する”といった方が適切か)神奈川大学吹奏楽部OB・OGによって構成されている吹奏楽団になります。設立は1995年になり、1998年には全日本吹奏楽コンクール出場も果たしている、非常にレベルの高いバンドです。
当然のことながら、人気が高く、本日の演奏会も前売り券も売り切れていたらしく、演奏会自体も大盛況でした。

本日の演奏会の感想

演奏会全体の感想としては「非常にボリューミーだな」という印象です。

まず、最初に演奏された『ウィルリキッグ』は、明るいサウンドから始まり、終始メリハリのある飽きさせない演奏でした。

次に演奏された、『セント・アンソニー・ヴァリエーションズ』は非常に有名な曲ですが、いままで上手な演奏を聴いたことがなかったためか、正直僕のあまり好きな曲ではありませんでした。しかしながら、冒頭の堂々たるサウンドを聴いて、僕のこの曲に対する評価は間違っていたことを思い知らされました。特に中低音のサウンドが充実しており、この名曲に花を添える格好となっていました。

3曲目の『「シンプル・ギフト」4つのシェイカー教徒の歌より』という曲では、4つの楽章それぞれの性格が見事に活かされた演奏でした。日本ではあまり演奏されたり、耳にする機会の多くない曲ですが、4楽章ではコープランド『アパラチアの春』でお馴染みのあの旋律が出てきます。

そして、待ちに待った4曲目、『ドラゴンの年』ですが、最初こそある意味での緊張感がありましたが、勢いの良さ、盛り上がり、2楽章の美しさなどどれをとっても素晴らしい演奏だったように思います。欲を言えば、”オトナの余裕”的なものを見せつけられたかったナァ…なんて思ってしまいましたが、それは贅沢というものでしょう。

その次のポップスステージでは、硬軟取り入れた選曲や、歌あり、踊りありの楽しいステージでした。選曲もただ単にミュージックエイトやニュー・サウンズ・イン・ブラスに頼り切ることなく、団員の皆さま自ら工夫されていて、現役で吹奏楽団を運営されている方にとってはある意味勉強(参考)となるようなステージなのではないか、と感じました。

 

 

以上、今回の六角橋吹奏楽団様、第18回定期演奏会の感想になります。

また演奏を聴く機会に恵まれましたら、是非とも行かせていただきたいと思います!