指原莉乃さんが教えてくれたこと
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近年、秋元康氏が面倒を見ているアイドルの中で(平均的に)いちばん注目を集めているのは、(個人的に)指原莉乃さんだと思っていて、そんな彼女から学べることはないかと手に取った本が、『逆転力~ピンチを待て~』という本になります。
今回のエントリはこの本を読んで、勉強になったり、感心したり、何か引っかかるものがあった部分を取り上げていきたいと思います。
「好感度貯金」について
好感度って、貯金みたいなものだと思っています。ひそかに「好感度貯金」と呼んでます。
こう語る指原さんはどのようにして好感度を貯金しているのかというと、”あいさつ”で好印象をゲットしているとのことでした。ほかには、”人がグチっているとき”も好感度を上げるチャンスといいます。こういう時こそ、いい人っぽいことをいう機会なのです。
そして肝心の貯金の使い道はというと、疲労や精神的にいっぱいいっぱいだったりするときに印象が悪い行動をとってしまった時に、貯金に助けてもらえる。仮に貯金のない人だったら、「感じの悪い人」と思われて終わり、となっていたかもしれない、っていう話なんです。
ここからは僕の意見なんですけど、逆もしかりで、「自分の方が立場が強いから」とか、「自分に非はないから」という理由で相手に対して強く出てしまうと、逆効果なんです。指原さんの「好感度貯金」よりも、僕はこっちの「好感度借金」の方を気を付けるようにしています。
先日もありました。会社で「あなた方がちゃんとやらなかったせいで、ちゃんとやっていた私がお叱りをいただいたんですけど!」みたいな物言いをする人が。確かにその通りだったので、特に反抗的な態度を取ったり、普段のように怒り返したりはしませんでしたが、モノは言い様です。
ほかにも、「オレが今言ったこと間違ってた?」って発言とかもちょっとグレーゾーンです(部下とか後輩だったら、間髪入れずに「間違ってないけど、正論は休み休み言え」って言い返してるところです)。
こういうところで「好感度借金」は雪だるま式に増えていきます。気を付けたいものです。
すぐ折れる、引き下がる
指原さんの言いたいこととズレるかもしれないんですが、似たようなことをどっかの心理学者も言っていて、「(特に目上の人相手に)ちょっとケンカしてから、すぐにこっちが折れたり、負けたりする」っていうのが、相手に気に入られるうえでスゴく効果的だというのを何かで読んだ気がします(内藤誼人氏の本だったかな…)。
指原さんのスゴいところは、自分が折れても、最終的に自分が正しければ、相手は高確率で謝ってきてくれることを知っているところ、その時の反応次第では自分の株が上がることをよ~く知っているところなんです。
目をあわせる、目をそらさない
はい、これ大事です。僕もこれ苦手なんですけど、これやられると弱いです。
学生の頃、声楽系の部活と一緒にステージをやる機会があったんですけど(僕は吹奏楽部でした)、相手の部活のステージマネージャーの女の子で男女問わず誰にでも目を合わせてほほ笑む子がいたんですけど、それだけで何でも解決する子がいました。
あと、これも学生時代の話なんですけど、学会で遠出した時のお土産を地元のゲイバーに持って行ったら、なんと、あの真崎航さん(わかる人だけわかればいいです)が来て、僕が持ってきたお土産を召し上がるときに、僕の目を見て「いただきます」と言ってくださり、僕が先に帰った際にも、また僕の目を見て「ごちそうさまでした」と言ってもらったことはよく覚えています(たかが、お菓子一個なんですけどネ)。スターと凡人の格の違いを体感した出来事でした。
(そこまでしてくれるお客さんはなかなかいないように思います)
また、お叱りをいただく時も目をそらさないことって大事で、指原さんがHKTの若い子に説教するときも、ヘコみすぎて下をずっと向いている子よりも、目を見て頷いてくれる子の方が、頭の熱が下がるといいます。
ですので、学校や仕事の場でよく怒られたりしている人は、コワいのはわかりますが、一度「相手から目をそらさない」というのを試してみるといいかもしれません。僕も試してみますので。
逆転力 ~ピンチを待て~ (講談社 MOOK) [ 指原 莉乃(HKT48) ] 価格:800円 |
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
では、また次回もお目にかかれるのを楽しみにしております。
See you later alligator!