保守雑誌感想文【2019年5月】
平素より大変お世話になっております。
はてなブログで「ホウ砂に吹かれて」をやらせていただいております、ノロい人でございます。
早速ではございますが、今回のエントリも月に一回の保守雑誌感想文となります。
最後までお付き合いいただけましたら、幸甚でございます。
枠を破る(特集より)
2019年5月号の保守雑誌のテーマは“枠を破る”というテーマになります。
さなぎが蝶になるときのように、あらゆる生命はその時その時の枠を破って成長していくものです。枠を破るのは生命の成長には不可欠な課題であるといいます。人間的成長も例外ではありません。
枠を破るには二つ大事なことがあるのだそうです。
一つは、良き師に会い、視座を高めること。
もう一つは、自分を越えたある何者かに自己を捧げる気持ちを持つということになります。
いかにも保守雑誌らしい答えだと思いました。凡人にはそのような機会を持つことはなかなか難しいのではないのでしょうか。良き師なんて、なかなか巡り会えないでしょうし、「自己を越えたある何者か」なんて見当もつきません(宇宙人?E.T.?)。
利他の心が人生をひらく
京セラや日本航空で役員を務めていた大田嘉仁氏と学校法人立命館理事長の森島朋三氏の対談より。
いまこそ求められる稲盛経営哲学ということで、お二人とも「利他の心」を非常に重視しておられました。特に、近年は「自国ファースト」を掲げるアメリカ合衆国のトランプ大統領の誕生や欧州での移民排斥の動きといった趨勢などを鑑みると、利他というのはますます重要になっていくのは言うまでもありません。
ただ、少し引っかかったのはこの部分です。
大田 (略)ある母親が子供に、「将来少しでもいい会社に就職するために勉強しなさい」と言っても言うことを聞かなかった。しかし「世の中の困っている人を助けてあげる人になってほしい」と伝えたら、一所懸命に勉強するようになった、(略)
この話はウソではないのでしょうが、人間がこんなに簡単に利他を学習することができるのかということに関しては、僕はいささか懐疑的です。
というのも、僕は、人間というのはリワードがあってはじめて利他的に行動する意味を見出すものだと考えているからです。
こういった考え方をしてしまう僕は、やはり小人物なのでしょうか???
人間学とマーケティング
アルマ・クリエイション社長 神田昌典氏の記事より。
お恥ずかしながら、僕は知らなかったのですが、日本資本主義の父と称される渋沢栄一が説いた『論語と算盤』というものがあり、論語会社にも偏ってはいけないし、算盤会社にも偏ってはいけないという話がありました。
一部ではありますが、論語会社と算盤会社の例を出してみたいと思います。
論語会社:低収益のまま運営
算盤会社:高収益性に拘る論語会社:人の経験・知識・技術
算盤会社:ITで仕組み化
う~ん、一部だけ取り出してみましたが、僕の会社は悪い意味でどっち付かずです。
大丈夫なのでしょうか(いや、大丈夫ではない)。
今回の保守雑誌感想文はここまでにしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
それでまた、お会いしましょう!
See you later alligator!
真面目に保守雑誌を読まれている方の感想文
不真面目で、斜に構えている僕とは違い、ちゃんとされている方の感想文をご紹介します。