保守雑誌感想文【2018年9月】
いつも大変お世話になり、ありがとうございます。
はてなブログで「ホウ砂に吹かれて」をやっております、
ノロい人でございます。
今回のエントリは月に1度の保守雑誌感想文になります。
いつもと比べて、内容はおカタくなりますが、どうか
最後までお付き合いくださいませませ!
内発力
今月号の保守雑誌のテーマは「内発力」ということなのですが、
実はこの言葉は辞書にはない造語なのだそうです。
「内発的」という言葉なら辞書に載っているらしく、
その意味は”外からの刺激によらず、内からの欲求によって起こるさま”
という風に説明されているのだそうです。
ということで、内からの欲求によって湧き出す力を「内発力」と
いう風に理解すれば良いのでしょう。
教わっては身にならないという話
人間国宝の講談師、一龍斎貞水氏の言葉:
「教えてくれなきゃできないって言ってる人間には、教えたってできない」
銀座の鮨屋「すきばやし太郎」の主人、小野二郎氏の言葉:
「教えてもらったことは忘れる。自分が盗んだものは忘れない」
僕のような内発力の足りない人間からすると耳の痛い言葉です。
でも、内発力ってどうやって出すんでしょうネ?
コントロールできるものなんですかね?
う~ん。
絶対に緩まないネジの話
ハードロック工業社長の若林克彦氏は自身が開発した、
絶対に緩まないネジ「ハードロックナット」を鉄道会社へ
営業したときのことをこのように語っていました。
私鉄は比較的スムーズに採用していただいたんですが、当時の国鉄は苦労しました。絶対に緩まないから締め直しの労力が省けますよと言ったら、えらい怒られましてね。合理化したら職員が職を失うと言うんです(笑)。
いや~、当時の国鉄ってスゴい組織ですネ。
合理化しなくても職員を養っていけるなんて、民間企業に
勤めている僕からすると、ずいぶんと違う世界のことのように
感じられます。
合理化したら職を失うような組織なんですネ。
へぇ~。
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「具体力」と「本質力」
ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャーの
舩橋真俊氏は物事には「具体力」と「本質力」があると
いいます。
「具体力」は実際に目に見える成果が挙がることを意味しますが、(略)現実は三歩進んで二歩下がるということの連続なんですね。それでも、努力した分だけ「本質力」では五歩進んでいるんですよ。
三歩進んだのに二歩下がってしまっても、本質力は五歩進んでいる。そう捉えれば、困難があっても乗り越えていけるんですね。
なるほど。
「頑張らなくてもいいから、目に見える成果を挙げろ」なんて言う
人には、この話をして差し上げましょう。
ということで、今回のエントリはここまでになります。
「内発力」だの、「具体力」だの、「本質力」だの、
「力」というキーワードが多かったように思います。
最後までお付き合いいただきました皆様には厚く御礼を
申し上げたいと思います。
どうもありがとうございました!
それでは、またお会いしましょう!
再見!
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