ホウ砂に吹かれて

コンサータ72mg男が書きたいことを書きたいときに書くブログ

2017東日本学校吹奏楽大会高等学校の部を聴きに行った話

 

寒さと雨の続く中、いかがお過ごしでしょうか?ノロい人です。

10/15は東日本学校吹奏楽大会の高等学校の部を観賞しに宇都宮市文化会館まで行ってきました。

 

 

東日本学校吹奏楽大会というのは、その名の通り、東日本の各支部を突破した30人以下の小編成(B部門)による吹奏楽の大会です。

余談ですが、一方55人(高等学校A部門)が上限の大会は全日本吹奏楽コンクールといい、こちらは全国の支部を勝ち抜いた吹奏楽部が参加します。通称、全国大会ってやつです。

ちなみに、参加している東日本の支部というは、北海道・東北・東関東・西関東・東京・北陸になります。

東海以西の支部は参加しておらず、西日本の小編成も参加してもらえれば、小編成の全国大会が出来るのに…と思うのですが、西日本が参加しないのは、まぁ、いろいろあるようです。

https://twitter.com/suisou553/status/919866225517248512

https://twitter.com/42164949hata/status/769846942293643268

 

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話が脱線しました。

そんなわけで、宇都宮まで聴きに行ったのですが、さすが各支部を突破してきただけあって、実力が高いんだな、と思わされる演奏が続きました。

(小編成部門の特徴か、ソロを生かした選曲が目立っていた印象です)

その中でも、(語弊がありますが)個人的にA部門でも通用しそうだな、と思った演奏がありましたので、ここで取り上げてみたいと思います。

 

7 .東関東代表 千葉県 銚子市立銚子高等学校
曲目:飛龍の鵠(樽屋雅徳) 

まず、こちらのバンドは出だしの音から本格的なサウンドがしました。

指揮者本人が作曲した曲を取り上げた、「自作自演」ということで、指揮者の

こだわりがきちんと演奏に反映されており、終始引き込まれました。文句なしの金賞でした。

ぶっちゃけ、僕は樽屋氏の作品はあまり好きではないのですが、演奏の素晴らしさについ即売CDを購入してしまいました。どこか負けた気分がします。

 

16 西関東 埼玉県 埼玉県立滑川総合高等学校
曲目:「三つのジャポニスム」コンポーザーズ・エディション(真島俊夫

演奏順序を入れ替え、「雪の川」から演奏が始まりましたが、透明感のあるサウンドで演奏に引き込まれ、導入の魅せ方としては巧いと思いました。

(作曲者の真島氏は入れ替えて演奏されるのを嫌がっていたという噂もあるのですが…)

その後の「鶴が舞う」「祭り」でもバランスの良いサウンドで、音楽的な盛り上がりもしっかりと表現された好演でした。

結果は惜しくも銀賞でしたが、個人的には金賞と思った演奏です。

 

17 東関東 千葉県 聖徳大学附属女子中学校・高等学校
曲目:歌劇「子供と魔法」より(M.ラヴェル/檜貝道郎)

この学校は昨年A部門で出場しており、自由曲でもこの曲を取り上げていました。

昨年の演奏の時とは編成も若干変わり、それに伴ってサウンドも変わったな、という

印象でしたが、演奏の内容としては昨年よりも表現に深みが増したように感じました。

上限30人で出てくるバンドが多い中、このバンドは19人と少ない方の人数でしたが、

一人一人の技術がしっかりしていたため、サウンドに物足りなさを感じることはなく、

安心して聴いていられる演奏でした。

結果も納得の金賞です。

(昨年の聖徳女子さんについて取り上げたエントリはこちらになります↓↓↓)

hebo-chan.hatenablog.com

 

大会全体の結果はこちらをご覧ください↓↓↓

 

 

今回初めて東日本学校吹奏楽大会を聴きに行ったわけですが、各支部を突破してきただけあってどこもレベルの高い演奏を披露していた一方で、物足りなさを感じるかな、と思った点もありました。

それはまず、少人数によるものではないと思うのですが、合奏のバランスが気になる、という点です。

特に、木管楽器が弱いという印象を受ける団体が目立ちました。

ソロではしっかり楽器が鳴っているだけに、合奏になるとあれ?あれ?という音がすると、惜しいなという風に思ってしまいます。

また、曲を演奏していく中で、特に聴き慣れた曲だと「ここはもっとこうしてほしいんだけどなぁ~」なんていう感想を持った演奏も散見されました。

(例えば、
「ここはもっとクレッシェンドがグググっと来てほしい」とか
「連符がクリアに聞こえれば効果的だったのになぁ」とか)

この点については、指揮者の先生は僕なんかよりもずっと曲に対する造詣が深いかと思いますので、先生方がもっと演奏に「こだわり」を反映させていってほしいな、なんて偉そうに思ってしまいました。

 

ということで、今回は長くなってしまいましたが、大会に関する感想を書くことが出来たので、スッキリしました。

また音楽を聴きに行った際には、感想をここに書いていきたいと思います。

それではまたお会いしましょう!

See you again !

 

 

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追伸

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