保守雑誌感想文【2019年3月】
平素より大変お世話になっております。
わたくし、はてなブログで「ホウ砂に吹かれて」をやらせていただいております、ノロい人と申します。
しばらくご無沙汰しておりました。
早速ではございますが、今回のエントリは保守雑誌感想文になります。
最後までお付き合いいただけましたら、幸いでございます。
志ある者、事竟に成る
2019年3月号の保守雑誌のテーマは”志ある者、事竟に成る”ということで、これは歴史書『後漢書』にある言葉です。意味としては、「堅い志を持つ者は、いかなる困難に遭っても必ずその志を成し遂げる」ということになります。
昔から今まで、この言葉に感銘を受け、心を鼓舞された人は数知れません。ノーベル賞を受賞された本庶佑さんもそのお一人でしょう。ノーベル賞の賞金をもとに後進を育成すべく設立された財団を「有志竟成」と名付けられたところに、それがはっきりと表れています。
人に拍手しているだけの自分でいいのか
フジテレビのアナウンサーから弁護士に転身された菊間千乃さんの言葉です。これは谷亮子選手がオリンピックで金メダルを獲得した瞬間を数メートル傍で見ることができ、感動した反面、自分に対してはこのように思ったといいます。
僕自身も、会社の中で営業や技術系の社員たちが表彰されるのを見て、「エラいナァ」と思うと同時に、自分も表彰されるようじゃなきゃダメだよな、と思うことがありました。
人に拍手しているだけの自分じゃダメなんです。結果を出さなきゃダメなんです。
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「良い・悪い」を短絡的に決めない
元NHKアナウンサー村上信夫氏にこのようなことを言ったお寺の住職がいたそうです。
「村上君、NHKのアナウンサーはすぐ『良い天気』とか『悪い天気』とか言うよね?」
(略)
「自分にとって良いか悪いかを考えていっているんだろう。例えば、富山は米どころだから、農家の人たちが『雨降らないかな』と思っている時に、能天気なアナウンサーが『きょうの富山は雲一つない良い天気でよかったですね』って言っていたらどう思う?」
この話は天気予報の話ですが、それに限らず自分の考えだけで短絡的に良し悪しを決めつけてはいけません。これからますますダイバーシティ(多様性)が言われる時代になっていくでしょうから、人の立場もそれに応じてますます多様化していくことでしょう。ですから、それぞれの立場の人のことを慮って言葉を取捨選択することが必須になっていくのではないのでしょうか。
この例から、「良い、悪い」については軽率に口に出すべきではないでしょうし、言葉を受け取る相手の立場や気持ちを考えながら話すように心がけなくてはいけません。
以上、2019年3月号の保守雑誌感想文はここまでにしたいと思います。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは、また次回もお会いしましょう!