ホウ砂に吹かれて

コンサータ72mg男が書きたいことを書きたいときに書くブログ

2018年全日本吹奏楽コンクール第61回東北大会CDを聴いた感想

 

買った内容としては、

  • 中学校の部✕3枚
  • 高等学校の部✕3枚
  • 大学の部

の計7枚になります。

 

 

大学の部では、東北代表を勝ち取ったのは東北福祉大学ですが、実際聞いてみると、このツイートの通り、東北福祉大学いわき明星大学を単純に比較するのは難しいという印象がありました。審査員の先生方もどちらを東北代表とするか非常に迷われたかと思います。両校ともに課題曲Ⅴを取り上げましたが、個人的には東北福祉大学は柔和、いわき明星大学は鋭角的な印象です。

 

 

また、良いとこまでいってるなぁ、という印象を持ったのが岩手大学です。県大会の演奏では学生による指揮でしたが、東北大会では牛渡先生の指揮になったためか、県大会と比較して演奏がずっと良くなっていました。これで金賞に届かないのは残念という感想です。
岩手大学は10年ほど前までは学生指揮でコンクールに出場しており、当時は東北大会銅賞常連だったり、時には県大会で終わったりすることもあったようなので、現在(教育学部の)牛渡先生の指導を受けるようになって本当に良かったと思います。2014年には全国大会へ出場していますし。

あとは、秋田大学の自由曲のノイズは本当に残念です。木下牧子先生のゴシック、名曲なんですけどネ。

余談ですが、やけに残響が多いな、と思って会場を確認してみたら、北上市のさくらホールでした。納得。

 

 

 

磐城高校は自由曲についてしかツイートしなかったんですけど、課題曲Ⅴは東北大会の高校の部で一番の演奏だったように思います。特にIからの木管群の生き生きとした表現は特筆に値すると思いました。

泉館山高校は課題曲、自由曲ともに音楽がスムーズに進む感じが好印象でしたが、どこか引っかかるものがあると良かったかもしれません。

平商業は、吹奏楽では非常に珍しいパッヘルベルシャコンヌを取り上げ(貴重なんです)、これが全国大会のCDにならないのかぁ・・・と残念な気分になりました。それだけ充実した演奏内容でした。

盛岡第三高校は県大会の演奏を聴いたのですが、その時点ではそんなに上手だとは思いませんでした(失礼)。
2018年吹奏楽コンクール岩手県大会高等学校の部結果 - ホウ砂に吹かれて 
しかしながら、そこは東北大会常連校だけあって、東北大会では、しっかりとした演奏になっていました。来年こそは東北大会金賞以上の結果を期待しています。

 

 

上記ツイートが岩手県代表に偏っていましたので補足を。

ウルスラの自由曲の重厚なサウンドは率直にスゴい思いました。ただ、他の代表の磐城、湯本と比較すると課題曲の仕上がりに物足りなさを感じました。

往年の名門校秋田南高校は安定感のある演奏でしたが、安全運転的な側面も否めなく、せっかくの選曲なのですから、スリリングさが欲しいなというのが正直なところです。

 

 

 

僕が中学生の頃は、秋田の山王中が東北の中学校のダントツトップだった一方、岩手県からは東北大会に代表を送り込んでも銀賞・銅賞で終わるような時代でした。

それが今や、岩手県代表が山王中を上回る成績を残せるまでになって、時代は変わったモンだナァ、としみじみしてしまいました。

肝心の東北大会金賞・代表を勝ち取った北上市立上野中学校の演奏なのですが、確かに上手です。東北大会金賞、納得です。東北代表、文句なしです。しかしながら、課題曲のワルツは今ひとつ丁寧さ、美しさに物足りなさを感じますし、自由曲のワインダーク・シーは勢いで押し切っている感が否めません。この時点での演奏では、全国大会金賞は厳しいというのが率直な印象です。しかしながら(二度目)、全国大会の本番では見事に金賞を勝ち取ったわけですから、東北大会~全国大会にかけてものすごい勢いで演奏を磨いたのでしょう。本当に頭が下がります。

 

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今回のエントリは、ツイートや過去記事をペタペタと貼っただけの記事になってしまいましたが、どうかご容赦ください。

それでも、最後までお付き合いいただきました皆様、誠にありがとうございました。

それでは、まだ次回お会いいたししましょう!

See you again!

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