保守雑誌感想文【2018年4月】
いつも大変お世話になっております。
はてなブログで「ホウ砂に吹かれて」をやっております、
ノロい人でございます。
今回の更新は、月に一回の会社で取っている自己啓発系保守雑誌の
4月号感想文になります。
三つ星を取れる人と取れない人の差
世界最短でミシュラン三つ星を獲得した、
HAJIMEオーナーシェフの米田肇氏のインタビュー記事で
三つ星を取れる人と取れない人の差についての話が
載っていました。
その差とは、細部までとことんこだわれるか否かに
あるといいます。
医者でも体温が0.02℃上がっただけで大事と捉える場合がありますが、
レストランでも同様にわずかな差を追求できる人が特出できる、
すなわち三つ星を獲得できるということです。
料理の世界に限らず、品質管理において、この微差を追究することが
肝心になってくるのでしょう。
廃線の危機を免れたいすみ鉄道
千葉県にあるいすみ鉄道では乗客が減り続ける一方で、
2006年には乗客数が開業当時の半分以下となり、
毎年赤字を垂れ流し続ける状況であったといいます。
そんな状況であったため、一部の住民から疎まれる
までになってしまっていました。
そんな中、いすみ鉄道社長の鳥塚亮氏は
「ムーミン鉄道」を閃きました。
そして、「ムーミン鉄道」は成功するわけですが、
- いすみ鉄道は花畑の中を走ることからムーミンの世界観と合致していた
- 幼少期にムーミンを見て育った30~40代女性をターゲットにした
- キャラクターのシールを車両に貼るだけなので版権料がさほどかからなかった
- メディアをうまく利用でき、SNSの拡散効果もあった
- ムーミングッズも取り扱っていた
という点で優れたアイディアだったのです。
お金をかけずに創意工夫によってローカル線を復活させた
鳥塚社長のこの言葉が印象的でした。
さあ、どうするか。毎日一所懸命考え続けていると、ある日突然、神様が手を差し伸べてくれるというか、気付きを与えられる瞬間があるんですね。「あっなるほどそうか。こうやったらいいんだ」と。
この「ムーミン鉄道」のほかにも撮り鉄の方をターゲットにしたり、
運転士訓練生を一般募集したり、台湾の集集線と姉妹提携するなど、
様々な改革に取り組んだ結果、鳥塚社長の就任時に8000万円ほどで
あった売り上げが、2億数千万円までに回復させることが出来たと
いいます。
かっこよすぎます、鳥塚社長。
経営者の鑑ですネ。
ローカル線で地域を元気にする方法: いすみ鉄道公募社長の昭和流ビジネス論 新品価格 |
中古価格 |
以上が今月の保守雑誌感想文になります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
またお会いしましょう!
See you again!
これまでの保守雑誌感想文