ホウ砂に吹かれて

コンサータ72mg男が書きたいことを書きたいときに書くブログ

黒染め強要の件について思ったこと

 

どうも、ノロい人でございます。

最近、「黒染め強要」の件が話題になっていましたので、

調べてみたら、かなりひどい話でした。

結構ショックを受けました。

 

www.asahi.com

 

皆様ご存知かもしれませんが、

大阪府立高校に通う女子生徒が、生まれつきの茶髪を学校から

黒く染めるよう強要された、という話なんですが、

「これって本当に学校で起きた話!?」と思ってしまったくらい

とんでもない話でした。

 

特にこの辺りは心が痛みました。

 生徒は黒染めに応じていたが、色が戻るたびに染め直すよう指示され、2年次の16年9月には黒染めが不十分だとして授業への出席を禁じられた。翌10月の修学旅行への参加も認められず、現在も不登校が続いているという。 

生徒側は、「黒染めで頭皮や頭髪に健康被害が生じた。身体的特徴を否定され精神的苦痛も受けた」と主張。

 

あと、この辺は本当にやってしまったら

大問題になるじゃないかって話です。

恐ろしい。

 「生来的に金髪の外国人留学生でも、規則では黒染めをさせることになる」とも述べたという。

 

 

ここまで、女子生徒から訴えられた学校について

リンクで張った記事の内容をみてきましたが、

これを読んだ感想としては、何でこの学校や

その教師は生徒の髪についてそこまで固執するのか

が分からないということです。

 

10年近く昔の話になってしまうのですが、

僕がかつて通っていた高校にも、校則はありましたが、

生徒の容姿については、DQN、いや失礼、

不良に見えなければ一応良い、というような感じで、

多少制服を崩して着ている、髪の色が少し明るい

ような気がする、程度のことであれば黙認されていた

ように思います(今はどうか知りません)。

 

というのも、僕の母校は田舎の公立進学校にありがちな

「文武両道」を(一応)標榜していた学校だったので、

一に勉学、二に部活動、というようなカンジで、

生徒の見た目をちゃんとさせるということに関しては、

あまり優先順位が高くなかったように思います。

 

そんな学校だったものですから、

  • いかにして生徒に宿題をサボらせず、提出させるか
  • いかにして隣のライバル校に模試の平均点で勝つか
  • いかにして生徒の学習時間を管理するか
  • いかにして旧帝大の合格者を増やすか
  • いかにして他校との練習試合で一勝をあげるか
  • いかにして大会で好成績を残すか

みたいなことが先生方の関心事であり、

逆に言えば、上に挙げたようなことしか頭にない人たち

だったので、生徒の髪の色に固執するような余裕は

時間的にも、精神的にもなかったはずです。

 

当時は(いや、今でも)そんな先生方がウザくて

しょうがなかったのですが、学校は勉強や部活動を

しに行く場所であるということを考えると、

当然のことです。

 

そんな学校に通っていたので、今回の「黒染め強要」で

波紋を呼んだ学校の先生方に対しては、

「生徒の髪に固執するような余裕があるなんて、

この学校の先生は勉強や部活動に対してちゃんと

取り組んでいないんじゃない?

程度が低い先生で、生徒がかわいそうだな」

って思ってしまったんです。

(「黒染め強要」の学校とお前が通っていた学校は時代も

状況もまるっきり違うから単純に比較するなんてナンセンスだ、

なんて言われてしまったらそれまでなんですけどネ)

 

僕自身、学校教育に関して教育者の立場でかかわったことが

ないので、「分かっちゃいない人間」の意見になってしまう

のですが、この学校の先生方に対して強い違和感を感じたので

今回このような意見を書かせてもらいました。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

それでは、またお会いしましょう!

 

 

 

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