ホウ砂に吹かれて

コンサータ72mg男が書きたいことを書きたいときに書くブログ

2017東関東吹奏楽コンクール高等学校A部門所感(1)

皆様いかがお過ごしでしょうか、ノロい人です。

昨日9/2は、東関東吹奏楽コンクールを聴きに、

横須賀まで行ってまいりました。

今回はその所感ということで書いてみようと思います。

(本当はバンドジャーナルのように各出場校の講評を書いてみたい

ところなんですけど、僕にはそれだけの音楽的素養・

感受性も文章力もないので諦めました)

 

hebo-chan.hatenablog.com

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heteml

 

結果としては、以下三校が金賞かつ代表ということで

全国大会の切符を手にしました。

(関係者の皆様おめでとうございます!)

↓↓↓

17.千葉県代表 柏市立柏高等学校
課題曲Ⅳ 
自由曲 パラフレーズ・パァ「スタティック・エ・エクスタティック」アヴェック・プロローグ・エ・レピローグ(天野正道
 

21.千葉県代表 習志野市立習志野高等学校
課題曲Ⅳ
自由曲 歌劇「イーゴリ公」より(A.ボロディン/石津谷治法)

24.茨城県代表 常総学院高等学校
課題曲Ⅲ
自由曲 アルプス交響曲より(R.シュトラウス/本図智夫)

 

ちなみにこの三校は東関東の「御三家」と言われており、

僕個人としても会場で聴いていて、

「とても上手だったから、

やっぱり審査員はこの三校を選ぶんだろうな」と

いう風に思っておりました。

「コンクール厨房の勘」ってやつです。あと少しの先入観と。

(この三校と次点の学校は割と点差が開いていたようです)

 

なぜこの三校を御三家というのかというと、

以前はこの三校が東関東代表を独占していたことと、

昔あった「3年連続で全国大会に出るとその翌年は

コンクールに出られない」というルールがあり、

この三校はその三年連続出場の周期がぴったり

合っていたんです。

じゃあ、御三家が出られないときは、どこが

全国大会に出場していたのかというと、

1999年:県立今市、作新学院、横浜創英 (栃木から二校も!)

2003年:市立銚子、東海大相模、横浜創英

2007年:作新学院市立船橋、横浜創英

2011年:幕張総合、横浜創英、(常総学院;諸事情により)

でした。

(今はそのルールがなくなり、あと一歩!っていうような

学校が全国大会に出るのが難しくなってしまいました。

一時期横浜創英が御三家に食い込みましたが、

今回御三家の壁は厚いと改めて思いました)

 

話が脱線しました。

 

結果こそ、このようになっているんですが、

個人的には「ここだっていい演奏していたよ!」

と思った学校もありました。

二校、紹介しておきたいところがあります。

 

9.神奈川県代表 横浜創英中学・高等学校
課題曲Ⅲ
自由曲「怒」~広島に想いを寄せて~(島田尚美)

この課題曲Ⅲ(保科洋作曲:インテルメッツォ)って、

音の立ち上がりが結構リスキーなので(特に冒頭)、

僕が指導者だったら避けたい曲なんですけど、

このバンドに関しては発音が非常に綺麗で、

終始安心して聴くことが出来ました。

曲想に合わせた厚い響きもほかのバンドにはない

良さとして僕は感じたところです。

自由曲は初めて聞いた曲なんですけど、

非常に重みのある表現で、「怒」がとても

良く表現されていました。

僕が特に感心したのは、ベタの木管楽器

音が非常に明瞭かつ広がりのある音だった点です。

(そういった音がしたのは、この学校だけです。

独特というかバンドの個性なのでしょう)

特に細かい動きをするところなんかもクリアに

聴こえてきたのには、失礼ながら少し驚きました。

素晴らしい演奏だったんですけど、金賞ながらも

代表には届きませんでした。

初めての曲ということで審査員も審査しにくかった

のかもしれません。

また、運営上の問題で演奏開始が遅れたことが、

奏者や演奏そのものに影響してしまった

としたらそれは非常に残念なことです。

(この件に関しては、また後で書きたいと思います、

忘れてなければ。)

 

10.栃木県代表 作新学院高等学校
課題曲Ⅰ
自由曲 富士山~北斎の版画に触発されて~(真島俊夫

この日聴いた課題曲Ⅰ(江原大介作曲:スケルツァンド)の

演奏の中では、白眉という感想を持ちました。

課題曲の始まりからテンションが高く、

元気のよい、生き生きとした演奏でした。

ノリノリです。

奏者の「決意」を強く感じ、

その点、他の追随を許さないように感じました。

難しいだけにおざなりになりやすい、木管楽器の細かいパッセージの

明瞭さ、刻みの短い音であっても和音として聴かせる、などといった

要素も着実に達成されており、内容として非常に充実した課題曲でした。

(危うく禁じられている課題曲と自由曲の間の拍手をしそうになりました)

自由曲入っても、パワーダウンすることなく、テンションの高さが

持続しており、生き生きとそしてハッキリクッキリと迫力のある富士山が

描けていたように思います。

迫力に関しても、単純な音量・響きだけに頼ることなく、

聴いていて気持ちの良い発音(特に金管楽器!)によって表現されていました。

また、終盤のクライマックスにでは、誤解を招きそうな表現ですが、

ある意味「雄叫び」のような主張が感じられ、

聴いていて強く心に刺さりました。

(目頭が熱くなる感じがしました。これだけ感情を揺さぶられた演奏は

昨日一日通して、このバンドだけでした)

課題曲・自由曲通じて、テンションの高さが裏目に出て、

音のコントロールを見失っているような箇所が散見されましたが、

それを補って余りある熱演でした。

こちらも金賞ではありましたが、惜しくも代表には届きませんでした。

 

全団体、素晴らしい演奏だったんですけど、特にこの二校については

何か所感を書かずにいられないものがあったので、長くなりましたが、

書きました。

 

それでも、やっぱり代表になった三校は非常に上手でした。

僕個人が聴いて感心するということと、評価として点数化される、

ということは違います。

(僕もコンクールを聴くときはその点を区別しながら聴いて、

ひそかに心の中で結果を予想しています。

料理を競う番組でも、めちゃくちゃ美味しくても、

家庭的で店で出す味じゃない、って判断されたら、

減点されるってことがあるじゃないですか、それと似てるのかもしれません)

 

今回はここまでです。お立ち寄りいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

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