ヨハン・デ=メイ 交響曲第1番「指輪物語」 管弦楽版(2)
管弦楽版についてあれこれ書きました。
その時にいろいろ検索していたら、こんなページを見つけました。
お恥ずかしながら、僕は指輪物語の
管弦楽版はロンドン響の音源しか知らなかった
のですが、この回答者の方のコメントを見て、
名フィルの音源もあることを知り、
さっそく入手しました。
■ヨハン・デメイ:交響曲第1番「指輪物語」管弦楽版(日本初演) Symphony No.1 The Lord of the Rings【管弦楽 CD】BPHCD-8001 価格:2,571円 |
こちらの演奏は、ロンドン響の演奏と比較して
派手さ抑え目で、その点好みが分かれるかもしれませんが、
僕としてはオーケストラにしか出せない、壮大さを感じ、
大変満足な内容だと思いました。
また、弱奏だったり音が薄い場面でも音楽が停滞することなく
曲の美しさが最大限に表現されている、という印象を持ちました。
話は先ほどの知恵袋に戻りますが、
回答者の方が、
ロンドン響のほうは、ちょっと荒々しい演奏ですね(^_^;) 演出過剰気味で私はあまり好みではありません。
とおっしゃっており、
「ああ、そう思う人もいるんだな~」
という感想を持ちました。
「荒々しい」とか「演出過剰気味」とおっしゃるのも、
分からなくはありませんが、僕の好みとしては
荒々しい演奏も大好きですし、
「過剰演出気味」と捉えれたことについては、
僕としては「演奏上必要な音楽表現」という
感想を持っています。
ドラマチックに聴かせる(魅せる)ためには、
むしろ「過剰演出気味」で良いのではないかと
考えています。
あと1点、う~んと思ってしまったのは
吹奏楽版を知っていると、オケ版の物足りなさが気になるのは私だけでしょうか?
どうしても弦楽の音の貧弱さが気になります。
「弦楽の音の貧弱さ」というのはちょっと…というカンジです。
弦楽器の音があるからこそ、吹奏楽にはないサウンドも出せている
訳でありますし、その点に僕は魅力を感じました。
まぁ、演奏の好みは人それぞれなので、
いろいろな演奏を聴いてみて好きなものを
見つけるのが良いのかな、と思います。
改めて聴いてみると、吹奏楽としての
サウンドもまた魅力的だということに
気付き、反省。
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人様の意見にあれこれ言ってしまいましたが、
好みは人それぞれですので、演奏について、
好き嫌いや良い悪いを大いに語るのは
とてもいいことだと思います。
それでも、僕のような意見や感想もあるんだな~
ということで、「ふ~ん」とか「なるほど」とか
「いやいや、そうじゃなくて…」とかいろいろ
思ってもらえるととてもうれしいです。
それでは、また。アディオス!
(アディダスではない)