ホウ砂に吹かれて

コンサータ72mg男が書きたいことを書きたいときに書くブログ

第41回全日本アンサンブルコンテストで気になった演奏やチームについて

 

 

 

早速ですが、前回のエントリの続きということで、

第41回全日本アンサンブルコンテストで個人的に

気になった演奏やチームについて、取り上げていきたいと

思います。

興味のある方はどうか最後までお付き合いくださいませ!

 

【前回のエントリ】

hebo-chan.hatenablog.com

 

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高等学校の部

1.西関東代表 埼玉県 埼玉栄高等学校吹奏楽部(打楽器八重奏)

曲目:ギャラクティック・エンパイア(ギリングハム/国井弓湖)

実は僕は打楽器についてあまり詳しくないし、打楽器アンサンブルって

ガチャガチャしてそう、という悪い先入観を持っていたのですが、

このアンサンブルを聴いて、その先入観も払拭されました。

(僕が今まで下手な演奏しか聴いてこなかったということですネ)

打楽器だけでこんな厚みのあるハーモニーが生み出されるんだ、と

感心しっぱなしでした。

また、フォームや動きに無駄がなく視覚的にも美しかったということと、

一つ一つの音の粒も明瞭であったという点も僕の中では高評価です。

ブラボーです。

 

8.東北代表 福島県 福島県商業高等学校吹奏楽部(木管八重奏)

曲目:月に寄せる哀歌(松下倫士)

このチームはとにかくチーム内の調和を重視した演奏スタイルでした。

弱奏が非常に美しくかつ安定感があり、安心して聴いていられる

演奏でした。

特に発音が自然で(これってスゴく難しいんですョ)、この点が

僕の中では非常にポイントが高かったです。

ブラボーです。

 

9.北海道代表 北海道 遺愛女子高等学校吹奏楽局(クラリネット八重奏)

曲目:ラ・セーヌ(真島敏夫)

冒頭からよく吹けていました。

「よく吹けていた」というのは、各個人が自分の役割を果たせていて、

それが演奏にしっかりと生かされていたということです。

アンサンブルでも7,8人という比較的人数の多いチームになると、

存在感のあまりない奏者が出てきてしまうこともあるのですが、

このチームは全くそんなことはなく、全員で演奏を作り上げており、

この点が特に素晴らしいチームでした。

個人的には金賞だと思ったんですけどネ・・・

ブラボーです。

 

 11.九州代表 熊本県 玉名女子高等学校吹奏楽部(クラリネット四重奏)

曲目:クラウナリー(スタルパース)

僕の中でこの曲は八重奏のイメージが強く、四重奏でもこの曲って

演奏されるんだ、と聴きながら思いました。

四重奏と少ない人数でもそれを感じさせない充実した演奏内容でした。

サウンドも明るく、テクニカルな点も申し分なかったと思います。

ブラボーです。

 

17.中国代表 岡山県 明誠学院高等学校吹奏楽部(金管八重奏)

曲目:金管八重奏曲(高昌帥)

出だしから楽器がよく鳴っていて、

金管楽器はこうじゃなくっちゃ!」と

思わせるサウンドでした。

(よく鳴らすだけが金管楽器ではないというのはその通りなのですが・・・)

最初のほうのA.リー○ドのオ○セロを彷彿とさせる曲調のところを

堂々と演奏されていたのが印象的でした。

ブラボーです。

 

20.東京代表 東京都 東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部(金管八重奏)

曲目:カッシーニ・ミッション(三澤慶)

非常に基礎的なアンサンブル力が高い、という印象を持ちました。

それ故に細かいミスが散見されても、全体的な安定感としては

ほとんど影響がない、揺らがないと思わされる演奏でした。

部分的な感想になってしまいますが、チューバが非常にいい音を

していたのと、ベルトーン(というのでしょうか)が非常に上手でした。

ブラボーです。

 

 

大学の部

2.北陸代表 富山県 富山大学吹奏楽団(サクソフォーン四重奏)

曲目:「サクソフォーン四重奏曲」より(デザンクロ)

出ました。サクソフォーン四重奏の定番中の定番曲です。

その定番曲を(こういう書き方をしていいのかわかりませんが)

「キビキビと」演奏しており、非常にメリハリの効いた

演奏でした。

個人的には、

「そうだよ!この曲はこうやって演奏するんだよ!」

と思いながら聴いていました。

(こういう書き方をしていいのかわかりませんが)

「お手本」になる演奏で、個人的には金賞と感じました。

ブラボーです。

 

9.東関東代表 神奈川県 神奈川大学吹奏楽部(クラリネット三重奏)

曲目:蛇儀礼(尾崎一成)

このチームは非常に息の合った演奏を聴かせて(魅せて)

いただきました。

「息の合った」というのはアインザッツとか音程とかが合っている、

ということだけではなく、息のスピード感、息の太さなど何から何まで

揃っている演奏だったように思います。

結果こそ銀賞でしたが、個人的には

「ここまでの演奏をして銀賞だなんて、厳しいな」と思いました。

ブラボーです。

 

11.西関東代表 埼玉県 文教大学吹奏楽部(金管四重奏)

曲目:ダンス(スティーブンス)

この曲はチューバ四重奏の定番曲で、僕の大好きな曲の一つでした

ので、前々から楽しみにしていました。

(実際の編成はユーフォニウム2名、チューバ2名でした)

僕もこの曲やったことがありますが、合わせるのが難しい曲だった

という記憶があります。

時折チューバ2名の音がぴったりと合ったときに出てくる倍音

とても豊かで、心地よかったのと同時にこんな音がするんだと、

非常に感心しました。

機動力がもう少しあれば、より高い評価を得られたのではないかと

感じました。

ブラボーです。

 

 

ここまで僕が個人的に印象に残ったチームや演奏を取り上げてきましたが、

全チーム非常に素晴らしい演奏をされていて、楽しんで聴くことが出来ました。

ただ、最近は新しい曲を取り上げるチームが多いので、「定番曲」をもう少し

聴きたかったな、という風に思いました。

(オーディションのための6つの小品とか、民謡風ロンドの主題による序奏と変奏とか、
高貴なる葡萄酒を讃えてとか聴きたかったナァ)

こればっかりは仕方ないんですけどネ。

以上、アンサンブルコンテストについてのエントリでした。

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!

またお会いしましょう!

 

 

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第41回全日本アンサンブルコンテスト高等学校及び大学の部を聴いた感想【全体編】

 

 

本日(平成30年3月21日)は全日本アンサンブルコンテスト

よこすか芸術劇場で開催されましたので、前半の高等学校と

大学の部を聴いてきました。

(午後は葛飾シンフォニーヒルズで東京佼成ウインドオーケストラ
演奏会に行ってきましたので、前半だけです)

少しだけ説明をさせていただくと、アンサンブルコンテストって

いうのは、3~8人の編成で演奏して、楽器の種類関係なく同じ

土俵で審査されるものなんです。

(それゆえに「異種格闘技戦」なんて言う人もいるくらいです)

今回はその感想ということで、全体的な感想をコメントする

内容になっています。

(個人的に気になった演奏やチームについては

次回取り上げようと思います)

興味ある方はどうか最後までお付き合いくださいませ。

 

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高等学校及び大学の部の全体的な感想

アンサンブルコンテストを聴きに行ったのは久し振りでしたので、

聴きながら、

「アンサンブルってこんなカンジだったっけかなぁ…」

なんてことを思ったりしました。

 

それを今回聴いてみて、出場チーム同士を比較してみると、

少ない人数のためでしょうか、クラリネットアンサンブル同士、

サクソフォンアンサンブル同士、というように似たような

編成であっても、出てくるサウンドは異なるように感じました。

選曲の違いや各チームの個性が演奏に反映された結果として、

演奏スタイルやサウンドの違いが生じているのだと思います。

その”違い”というのを具体的に挙げるとならば、

各個人の存在感を立てるスタイルorチーム全体の調和を図るスタイル

だったり、

楽器の鳴りをアピールする演奏or弱奏の美しさを表現する演奏

だったり、

堅牢な演奏を組み立てた、という印象を受けるチームor

柔軟性や流暢さを重視した、という印象を受けるチーム

だったり、というように言葉で表現するのは難しいですが、

様々あったように感じました。(もちろんこの差は優劣とは別物です)

チームごとに音が違うっていうのは、高校とか大学の部だけ

じゃなくて、中学校や職場・一般の部も同じだと思うんですけどネ。

合奏体を審査する吹奏楽コンクールでもこの違いを感じることは

ありますが、アンサンブルコンテストに関しては、この違いが

さらに顕著に表れているように感じました。

 

 

また、どのチームも全国大会まで駒を進めているわけですから、

素晴らしい演奏だったことは言うまでもありませんが、

後で審査結果を知ると、自分が抱いていた印象と異なる結果だな、

と思うところもありました。

結果はコチラ↓
第41回全日本アンサンブルコンテスト

何はともあれ、出場された皆さん、素晴らしい演奏でしたョ!

お疲れさまでした。

 

 

ということで、今回は全体的な感想について取り上げてみました。

個人的に気になった演奏やチームについても取り上げたいところでは

ありますが、それはまた次回にしたいと思います。

それでは、また次回お会いしましょう。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

その次回がこちら↓

hebo-chan.hatenablog.com

 

 

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保守雑誌感想文【2018年3月】

 

 

平素より大変お世話になっております。

はてなブログで「ホウ砂に吹かれて」をやっております、

ノロい人でございます。

今回の更新は、月に一回の会社で取っている自己啓発系保守雑誌の

感想文になります。

 

 

天 わが材を生ずる 必ず用あり

今月号のテーマは

「天 わが材を生ずる 必ず用あり」

という言葉でした。

これは唐代の詩人・李白の言葉になります。

通常、「材」という漢字を見ると、

「木材」とか「鋼材」といったように、

材料とか材質に関連する言葉が思い浮かぶものなのですが、

ここでいう「材」とは、「才能」や「身体」という意味が

あるのだそうです。

(なんだかんだでこの保守雑誌は教養が身につきます)

この李白の言葉を現代の言葉で解釈するならば、

天は自分という人間をこの世に生んだ、

天が生んだ自分には必ず役割、使命がある

ということになるようです。

 

 

自分磨きと仕事の話

ここで、今月号の保守雑誌から一部引用いたします。

趣味では人間は磨かれない。人は仕事を通してしか自分を磨くことはできない。 

出ました!これぞ自己啓発系保守雑誌!

仕事賛美です。

これって、労働に価値を置く立場からの意見なんですよね。

前もこのブログで書いたんですけど、労働に価値を置くのは

ルターの辺りのキリスト教の道徳なんですよね。

こうやって見てみると、労働に価値を置くのは洋の東西は

関係ないんだな、って思いますよね。

僕個人としては、”人は仕事を通してしか自分を磨けない”

なんて極端な意見だな~って思いますけどネ。

 

 

がんと闘う山下弘子さんのインタビューを読んで

山下弘子さん。十九歳で肝臓がんを発症、余命半年と宣告されながら、二十五歳のいまも明るく活動を続けている。 

十九歳という若さで、肝臓がんという重い病気にかかり

余命半年の宣告を受けた方のインタビューにはショックを

受けました。

十時間に及ぶ大手術でした。二キロもあるがんを全部切除できましたから手術は成功でした。でも、麻酔から覚めると全身の激痛に襲われました。話すのも、瞬きするのも痛い。あまりの痛みに気絶しかけたくらいです。 

僕は普段大きな病気をすることもなく、当たり前のように

健康で(であると思いたい)いられているわけですが、

これって本当に感謝すべきことなんだナァ、ということを

考えてしまいました。

健康だけでなく、普段仕事でもプライベートでも自分に

関わってくれている人たちをはじめ、一見当たり前の

ように見えることを当たり前と思わずに、感謝しながら

大切にして生きてかなくてはいけません。

また、自分は健康で五体満足でいるわけですが、

それを活かさずに普段漫然と生きていることって

実はもったいないことなのだということにも気付かされました。

 

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以上が今月の保守雑誌感想文になります。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

またお会いしましょう!

See you again!

 

 

これまでの保守雑誌感想文

 

hebo-chan.hatenablog.com

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